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医者はウソつき

2023.01.06 カテゴリー|トリガーポイント注射, 湿潤療法

湿潤療法の夏井先生の名言を勝手に転載

 

 「医者はウソつき」は正しいです。勉強熱心な素人は熱傷専門医より正しい最先端の知識を持っています。だって、自分(あるいは子どもや親兄弟)の体がかかっていますから。一方、医者は勉強しなくても食っていけます。十年一日の如き治療をしていてもそれに疑問を持たない患者は来てくれますから。 でも、素人に「先生はこんなこともご存知ないのですか?」と言われると「素人風情が何をいうか!」と激怒し、喚き散らします。そして「そんな治療はインチキだ」と嘘を付きます。知らないと言えないからです。だから「知らない」といわずに「インチキだ」というわけですね。

 

 夏井先生はご自身の専門である熱傷治療について書いていますが、他の疾病についても同じことが言えると思います。

 

 例えば腰痛について、ほとんどの整形外科医は教科書やガイドラインに書いてある通りの診断と治療をします。しかし、教科書やガイドラインに筋筋膜性疼痛症候群については書いていないので、画像所見に異常が無い腰痛や画像所見とは無関係な腰痛の原因がわかりません。わからないからとりあえず痛み止めだけ出す。「良くならないからトリガーポイント注射をしてくれ」と患者さんから言われても、やり方がわからないから出来ない。でも出来ないとは言えないから、「素人風情が何をいうか!」と激怒し、喚き散らします。そして「そんな治療はインチキだ」と嘘を付きます。出来ないと言えないからです。だから「出来ない」といわずに「インチキだ」というわけですね。

医師である前に一流の社会人であれ

2022.12.22 カテゴリー|その他

どん引きするほど傲慢な医師のツイートを見かけました。

31歳の精神科医だそうです。

何様のつもりなんでしょうね。

若い医者はほっとくとこういう傲慢な思考に陥りやすいんだよね。

医師はそういう環境にいるのよ。
だから私の恩師の故菊地臣一教授はしつこく「医師である前に一流の社会人であれ」とか「コ・メディカル(医師以外の医療関係者)のおかげで仕事が出来ているのだから、常に感謝して高慢な態度をとらないようにしろ」と教えてくれていた。
実際に菊地教授は私たち医局員には非常に厳しかったけど、コ・メディカルには非常に優しく接していた。

自分と直接関連のある職員全員に毎年それぞれにあったメッセージ付きのバースデーカード送ってたからね。

俺も毎年、性格が明るく前向きなことを褒めてもらっていた。
やっぱ、あの人すごいわ。

どんな職業でも最初に良い指導者に恵まれるかどうかで、その後が大きく変わってくると思います。

良い指導者に恵まれて本当に良かった。

第一志望の筑波大医学部を落ちたおかげで、良い恩師に巡り会えました。良き伴侶に巡り会えたのもそのおかげ、まさに人生万事塞翁が馬です。

 

医者だから偉いと勘違いしている馬鹿医者がたくさんいますが、医者なんて元々は身分が低くて祈祷師とか呪術師と同じ扱いだったんだよ。朝鮮では人の体に触る仕事は卑しい仕事とされていて医師は奴隷の仕事だったんだからね。「チャングム」でやってた。

医師の地位が上がったのなんて、ペニシリンが出来て細菌感染症が治せるようになって、全身麻酔が可能になって外科手術が出来るようになってからですからね。 100年もたってない。このド勘違い医者にも歴史を学んで欲しいよ。

鹿児島ゴルフ旅行

2022.12.20 カテゴリー|その他

12月17~18日で高校の同級生と鹿児島へゴルフ旅行に行ってきました。

初日は羽田から朝イチの飛行機に乗って鹿児島空港に行きました。

当初の目的は、茨城はだいぶ寒くなったから暖かい鹿児島でゴルフを楽しんでこようというものでしたが、天気予報を見ると、17日も18日も天気も温度も風も茨城のほうがよかったのです。

天気予報が外れることを心の底から願っていましたが、悪い方に外れました。

 

初日は鹿児島高牧カントリークラブでした。今年、女子ゴルフツアーのTポイント×ENEOSゴルフトーナメントが開催されたところです。気温は4度、天気は雨、強い北風が吹いていました。

冷たい雨と風に震えながらカッパを着てのラウンドになりました。しかも流れが悪く前半は3時間もかかりました。死ぬかと思いました。

チャンポンを食べながら芋焼酎を飲んでいたら、このまま温泉に入ってホテルに行って寝たいと思いましたが、せっかく鹿児島までに来たのだからと奮い立って後半のラウンドに挑みました。

後半はいくらか天候が回復し、流れも良くなったのでよかったです。最終ホールでチップインパーをしてなんとか100を切りました。上がってみれば、戦略性が高い良いコースでした。

 

夜は鹿児島市のホテルに泊まりました。夕飯は鹿児島一の繁華街の天文館でふらりと入った「食遊び 味彩」さんで頂きました。

ノーマスクでも怒られないどころか、女将さんも大将もみなさんノーマスクでした。

料理も絶品。 焼酎最高。 超気分良く飲めました。 翌日、友人からめちゃくちゃ上機嫌だったと言われました。 2日酔いになりましたがwww

鹿児島は茨城に比べるとノーマスクの人が多かったですね。さすがは明治維新を成し遂げた人たちの子孫です。反骨的で開明的で合理的な人が多いのでしょう。

私はそのままホテルに帰って爆睡しましたが、大和田君(漫画家)は小腹が空いて11時頃に味噌豚骨ラーメンと餃子を食べに行ったそうです。マジですごい。胃袋大学生。

 

2日目は名匠井上誠一設計の名門指宿ゴルフ倶楽部でした。

気温は4度、天気は晴れたり曇ったり大雨が降ったり、そして10メートル以上の強風が吹いていました。

天気が悪すぎてガラガラだったので待たされることなくラウンドできましたが、風や雨や難グリーンに苦戦して、もうボロボロでした。危うく煩悩の数だけ打ってしまうところでした。

でも晴れたときの景観は最高でした。

帰り道で利用した指宿スカイラインでは気温2度で雪が降ってきました。

今年の初雪をまさか鹿児島で見ることになるとは、ちなみに前日にラウンドした霧島地方のゴルフ場は雪のためほぼクローズだったそうです。指宿は台風みたいな天気でしたがラウンドできただけラッキーでした。

所々で雲が切れたので、池田湖の虹、雪の桜島、錦江湾、霧島連峰を見ることが出来ました。どれも素晴らしい景観でした。晴れていればもっときれいだったのでしょう。茨城県が魅力度で負けるのは仕方が無いかな。

夜中に羽田空港に着いたら、雪なんか降って無くて気温も8度もあってビックリしました。

無駄な検査して変な病名つけてないで触診して注射したらどう?

2022.12.13 カテゴリー|トリガーポイント注射

30代の男性

2年くらい前から首の痛みと右手のしびれが出て○○市のA病院で頚部脊柱管狭窄症と診断されました。その後転勤で△△市のB整形外科に転院し、そこで脊髄脊椎不適合症候群と診断されました。トラムセット、タリージェ、ロキソニンが処方されていましたが、痛みは改善しませんでした。

先月、たまたま当院近くに転勤になり、たまたま当院を受診しました。分厚い紹介状と画像CD数枚を持参してきました。紹介状を読みましたが現病歴以外意味不明なので途中で読むのをやめました。画像CDは見ませんでした。

その代わり、痛い場所と症状をよく聞いて、触診をしました。思った通りに首と背中にトリガーポイントをみつけました。そして「今までの診断はすべて間違いです。痛みの原因は首や背中に出来た筋肉のしこりです。注射に通ってもらえば良くなると思うよ。」と説明してトリガーポイント注射を打ちました。

1回目の注射でその日1日だけ痛みが改善しました。

2回目の注射で痛みが3割くらい改善しました。

ちなみに高校時代からある腰痛は1回の注射でほぼ消えたそうです。

 

脊髄脊椎不適合症候群という病名を初めて聞いたので、ググってみました。

脊髄やそれを包む硬膜管の長さよりも脊椎(脊柱管)の全長の方が長いと脊髄(硬膜管)と脊柱管の不適合が起こる。それによって脊髄や神経根が張力を受けて生じる様々な病態を総称して脊髄脊椎不適合症候群と定義する。

正直、何を言っているかわかりません。要するに画像診断では異常がないけど痛がっている患者にそれっぽい病名を考えてみました。ということだと思います。

ヘンテコな病名を考えている暇があったら筋筋膜性疼痛症候群とトリガーポイント注射について学んだらいいのにね。

 

この患者さんは、2年間の治療で画像診断と投薬治療だけ繰り返し受けていて、トリガーポイント注射どころか神経ブロックも物理療法も受けなかったそうです。

なんだかな。画像診断して薬を出すだけだったらAIでよくね。

無駄な検査して変な病名つけてないで触診して注射したらどう?

創傷被覆剤の使い分け

2022.12.09 カテゴリー|湿潤療法

先日、栃木県の幼児が大やけどをして当院を受診しました。

当院に来る前に「なついキズとヤケドのクリニック」の夏井睦先生にメールで相談していたそうです。

患児のお母さんが夏井先生に「にしぼり整形外科なら通いやすいのですが?」と質問したところ「西堀先生は私の一番弟子なので安心して通ってください」と返事をもらったそうです。

「夏井先生の一番弟子」

いい響きですね。

ちなみに私は夏井先生といっしょに働いたことはなく、湿潤療法をしている医師に登録したのも100番目だったので、一番弟子というのは夏井式湿潤療法を一番理解実践している医師という意味だと捉えています。

そんな一番弟子の私が実践しているヤケドや創の治療の際の創傷被覆剤の使い分けを提示します。

 

出血している創→ヘモスタパッド

滲出液が多い創→ズイコウパッド

滲出液が中等度の創→プラスモイストDC

滲出液が少ない創→ハイドロコロイド

褥瘡→穴あきポリ袋

過剰肉芽→マイザー軟膏+プラスモイストDC

 

だいたいこんな感じですね。

あとは経験と勘で少しずつ変更してます。

受傷直後は1~2日に1回通院してもらって、1週間位して創が落ち着いたら自宅で自分で処置してもらって週1~2回通院してもらいます。

創部感染の危険がほぼない浅い傷の場合は、処置のやり方を教えて創傷被覆剤を渡して、「1週間たっても治らなかったらまた来てね」と説明して帰します。

検査本番の5日前のPCR検査とか意味なさ過ぎて草

2022.12.06 カテゴリー|新型コロナ

某総合病院で負荷心電図検査を受ける患者さん。
13日の検査本番のために、8日にPCR検査受けるんだってさ。
意味なさ過ぎて草。

 

検査本番の5日も前にPCR検査をしても、その5日間の間に新型コロナに感染する可能性があるのだから、全く意味ないよね。

そもそもPCR検査は咽頭や鼻腔や唾液に新型コロナウイルスの遺伝子のかけらがくっついてないかどうかを調べるだけの検査です。新型コロナウイルスに感染しているかどうかなんかわかりません。

意味のない検査を意味のないタイミングでやっても感染対策に全然ならないよね。

PCR検査は自費で受けさせられるみたいだし、患者さんにとっては踏んだり蹴ったりだよ。

この意味のない感染対策を、県内有数の優秀な医者が集まっている総合病院でやってるんだから、がっかりだよね。

最近の若い整形外科医はヒアルロン酸注射もしないらしい

2022.11.28 カテゴリー|その他の治療について

12月14日に私の先輩で、日本一TKA(人工膝関節全置換)をやっている坂下厚生病院副院長の菊地忠志先生がWEBセミナーをやるそうです。

菊地先生は非常に後輩の面倒見のいい先生で、私も何度もTKAのやり方を直接教えていただきました。後輩達はみな、親しみを込めてチュウ先生と呼んでいます。

演題名は「変形性膝関節症に対するヒアルロン酸関節内注射の有効な投与法」です。

担当の科研製薬のMRに「ヒアルロン酸注射なんか誰でも出来るだろう。せっかくチュウ先生に講演してもらうならTKAの話にすればいいのに。」と言ったら、「最近の若い整形外科医の先生達はあまりヒアルロン酸関節内注射をしないんです。菊地先生はアルツ(科研製薬のヒアルロン酸製剤)の使用量も日本一なので、注射のやり方をご伝授いただこうという企画です。」と説明されました。

驚きました。

最近の若い整形外科医はトリガーポイント注射をやらないことはよく知っていましたが、ヒアルロン酸関節内注射もしないんですね。

ということは、問診して画像診断して投薬して、良くならなければ手術ということですか、それじゃダメじゃね。

確かにアメリカなんかではヒアルロン酸関節内注射はプラセボに比べて効果がないという論文が出てますが、痛みは患者個人の不快な情動的経験であって定量的に測定することが不可能なんだから、そもそも論文なんてあてにならないのよ。

私の個人的な経験でいえば、ヒアルロン酸関節内注射が劇的に効く患者さんもたくさんいます。

以前から主張していますが、痛みの治療はプラセボ効果をいかにうまく使うかにかかっているので治療手段は多ければ多いほど良いのです。

注射は接骨院や鍼灸院で出来なくて整形外科だけで出来る治療です。それが出来ないなんて開業したら接骨院に負けて潰れちゃうよ。

ちなみに菊地先生の講演会を聞きたい方は下のQRコードからアクセスしてください。

スクワットやり過ぎて痛くなるのは筋肉でしょ。

2022.11.28 カテゴリー|トリガーポイント注射

60代の男性

1ヶ月くらい前に3日連続でスクワットをやったら左殿部と左ふくらはぎに痛みが出現しました。

すぐに某整形外科クリニックを受診してMRIを撮り、腰椎すべり症による坐骨神経痛と診断され、リリカとオパルモンが処方されました。

左殿部痛は改善しましたが、左ふくらはぎ痛がひとつも良くならないため、数日前に当院を受診しました。

触診するとすぐにふくらはぎの中央にトリガーポイントを見つけました。

トリガーポイント注射をすると診察室を出る際にはかなり痛みが改善したと喜んでいました。

 

普通に考えて、筋トレをやり過ぎて痛くなるのは筋肉でしょ。

何で腰のMRIなんかとる必要あるの?

下肢痛=腰椎由来の神経痛という思考停止。

整形外科医は運動器疾患の専門家なのですが、なぜか筋肉の勉強はまるでやらないのであります。

コロナ騒ぎと日本人

2022.11.01 カテゴリー|新型コロナ

日本人が世界一のビビりだってことがわかったよ。

武士道とか大和魂とか虚像だね。

世界中がザコ認定したウイルスにいまだにビビり倒してんだから。

みっともねえよ。

恥ずかしいよ。

 

日本という国は最初に決めた方針から中止撤退することが本当に苦手だよね。

太平洋戦争しかり、秀吉の朝鮮出兵しかり、コロナ対策しかり。

そりゃ負けるよ。

 

失敗を認めて損切りをする勇気がないんだよね。

オリンピックのために立てた国立競技場も毎年巨額の赤字を出すことがわかってだから、解体して跡地を有効利用した方がいいに決まっている。

でも誰もそんなこと決断できない。

それが日本人。

 

戦時中が舞台のドラマの主人公はたいてい戦争と全体主義に疑問を持ってる人だよね。

10年後くらいにコロナ禍が舞台のドラマが作られたら主人公はワクチンやマスクなどの感染対策全体主義に疑問を持ってる人になるんじゃないかな。

それで、そのドラマを見たほとんどの人が「そうそう私も疑問に思ってた」とか言うのよ。

それが日本人。

なんで?なんのために4回目のコロナワクチンをうけたの?

2022.11.01 カテゴリー|新型コロナ

コロナワクチンの4回目を打っちゃった人に、「なんのために打ったの?」聞くと、何でそんなこと聞くのみたいな驚いた顔するけど、ちゃんと理由を答えられる人はいないね。

私「なんのために打ったの?」

接種者「感染予防のために」

私「接種した人の方が感染しやすいというデータが出てますよ。ファイザーも感染予防出来るという治験はやってないですよ。」

接種者「重症化予防のために」

私「オミクロン以降は感染してもほとんど重症化しなくなりましたよ。」

接種者「・・・・」(何言ってんだこいつ)

国民の義務だと思ってるんだよ。
そりゃ非接種者を非国民扱いするわな。

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