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関節内注射

変形性関節症の痛みを軽減させる関節内注射

関節の中に注射器で局所麻酔薬と一緒にヒアルロン酸ナトリウムやステロイドなどを注入する方法です。

ヒアルロン酸ナトリウムは、膝などの関節の中にあり関節の軟骨を保護したり、関節のすべりを良くしたりする働きのある物質です。老化とともに関節内のヒアルロン酸ナトリウムは減少していきます。そのために関節軟骨がすり減って関節のすべりが悪くなり、関節を動かしたときに痛みが出るようになるのです。注射をして関節内にヒアルロン酸ナトリウムを補充することによりこの痛みが軽減していきます。最初のうちは一週間に一回注射をして、痛みがとれてきたら再発を予防するために月に一回注射をします。

ステロイドは痛みや炎症を抑える効果が非常に強い薬剤です。痛みをとる効果はヒアルロン酸より強いのですが、頻繁に注射をすると関節の骨が融けてしまったり腱が弱くなったりすることがあります。当院では、これらの副作用が起きないようにステロイドを痛みや炎症がひどいときに限定して使用しています。