2023.10.13 カテゴリー|その他の治療について
現在アキレス腱断裂でギプス治療中の患者さんから「周りの人間みんなに、アキレス腱が切れているのに手術しなくていいのか?と聞かれた。」と言われたので、あれもしかして、一般の人はアキレス腱断裂=手術と思ってるのかなと考え、Twitterで以下のようにつぶやきました。
「アキレス腱断裂は手術しなくても、くっつくよ。」
そしたら、「目からなにかが落ちた」「今までの“常識”が どんどんひっくり返ってるw」「エーー!驚くことばっかり〰!!」「まじっすか!!」などの反応がありました。
やっぱり、一般の人はアキレス腱断裂=手術と思っているのですね。
私は少なくとも50例以上、手術なしギプスのみでくっつけてます。
再断裂の経験はありません。
受傷から2週間以上経っている陳旧例もギプスのみでくっつけたことがあります。
私が3年目に赴任した保原中央病院の佐藤伸一先生が、アキレス腱の保存療法に習熟していて、マンツーマンで教えてもらったので、私はギプスだけで治すことが出来ます。
しかし、ほとんどの整形外科医は、保存療法のやり方を知っていても実際に見たことがなく、手術療法しか習ってないので、怖くて患者さんに保存療法を勧めることが出来ません。
整形外科医が手術ばかり勧めるのだから、一般の方がアキレス腱断裂=手術と思い込んでいても仕方がないですよね。
ギプスによる治療法では、2週間おきに足首の角度を変えてギプスを巻き替えて、合計6週間ギプス固定します。ギプスを外した後は4週間くらい、捻挫用のサポーターを巻いてもらいます。
手術と違って、腱の短縮が起こらないからリハビリは必要ありません。
詳しくはこちらのブログ記事を読んでください。
アキレス腱断裂は手術の必要なし!
http://www.nishibori-seikei.com/blog/2013/09/post-329.html