2024.06.10 カテゴリー|トリガーポイント入門, トリガーポイント注射
トリガーポイント注射が効かない患者さんもいます。
以前はそういう患者さんによくよく症状を聞いていました。そうするとたいてい少しはよくなっているんです。
そんなときは患者さんに「痛みは脳で感じるので、考え方次第で大きく変わります。例えば、痛みが10%くらいよくなった場合、お陰様で少しよくなったと喜べる人はそのあとどんどんよくなりますが、まだ90%も痛いから良くなってないと落ち込む人は、いつまで経ってもよくなりません。良くなったところを探して前向きに治療を受けましょう。」と絵やグラフも描いたりして時間をかけて説明してました。
でも、そういう患者さんはたいていこの説明に納得してくれないから、ほとんどはそれきり来なくなるんです。 時間をかけての説明は無駄に終わることがほとんどでした。
中にはGoogleレビューに「持論を展開するばかりでひとつもよくならない」と悪口を書く人もいます。
そもそも、良くなった症状を喜べるか、残っている症状で悲しむかは生まれ持っての性格の問題だから、私が10分くらいかけて説明したって、変わらないですよ。やっとそのことに気がつきました。
なので、最近は「3回トリガーポイント注射しても効果を実感できない人は、治療が合ってないので、残念ですが私には治せません。」と説明してます。 冷たいようですが、お互いの時間と医療費を無駄にするよりはよいと、その分の時間を私の治療で良くなる患者さんに当てた方が良いと考えてます。
これが私のやり方なので、批判は受け付けません。