2025.01.24 カテゴリー|トリガーポイント注射, 医療に関する迷信
整形外科で「骨や軟骨が神経を圧迫しているせいで痛い。」という説明をよくうけると思いますが、あれ嘘だから。
神経は電線で痛みのセンサーじゃないから、圧迫しただけじゃ痛みは出ません。
圧迫で神経が損傷された場合、痛みじゃなくて麻痺が出ます。
神経生理学的に間違いのない事実なのに、臨床の現場ではなぜか無視され続けています。
「ヘルニアが神経根を圧迫して坐骨神経痛になっている」という説明も間違いです。
ヘルニアは痛みと関係ないです。
一般に坐骨神経痛といわれている痛みの原因は中殿筋や小殿筋の筋痛症です。
臨床の現場では、ヘルニアがあるのに痛みが全然ない人や、逆にまるでヘルニアによる神経根障害のような痛みなのにヘルニアが見つからない人もたくさんいます。
ヘルニアは全然消えてないのに保存療法だけで痛みが消えてしまう人もたくさんいるし、逆に手術でヘルニアをきれいに切除したはずなのに痛みが取れない人もいます。
ヘルニアが痛みと関係ないと考えればこれらの矛盾も解消されます。
Twitterで上記内容のツイートをしたら、わかりやすい体験談をいただいたので紹介します。
しょうたろ@zefiro285
整形外科でヘルニアと診断された腰痛「もっと腹筋・背筋を鍛えれば再発しない」と言われても何度となく再発。カイロプラクティックに行ってみたら「中殿筋が硬い(むしろ鍛え過ぎ)」と言われ揉みほぐしてストレッチしたら、すっかり再発しなくなりました。
麻呂・麿@154cm!@Y1Vxm
実母は脊柱管狭窄&坐骨神経痛の診断で10年以上整形外科に通院し車椅子に、ブロック注射までしても改善されず手術しかないと言われましたが、知り合いに進められた接骨院の診断は、脚の筋肉の固まり3ヶ月通院で歩ける様に。
正に軟骨による神経の圧迫による痛みではありませんでした。
これこれ、これです。
整形外科医は骨と軟骨ばかり診て筋肉が診られないから、患者さんが接骨院や代替療法に逃げちゃうのよ。
ちなみに腹筋と背筋を鍛えれば腰痛が再発しないという説明も根拠ないからね。
素人が腹筋や背筋の筋トレをすると余計腰やお尻の筋肉を痛めますよ。
腹筋や背筋を鍛えれば再発しないなら、腰痛で引退するスポーツ選手はいないよ。