2025.11.02 カテゴリー|その他の治療について
整形外科なのでロキソニンテープなどの貼付剤をたくさん処方します。
処方する際に、処方箋にどこにはるのか(貼付部位)を明記しなければいけませんが、保険請求する際に病名と貼付部位が違っていると、保険が支払われません。
審査の結果、保険の支払いを認めて貰えないことを保険が切られると表現します。
その場合、貼付剤の代金も含めて全額を私が負担することになります。
私はおちょっこちょいなので、貼付部位を間違えて保険が支払われなかったことが何度もあります。
だから、ここ数年は間違えないように貼付部位を「痛いところ」と書いて処方箋を出しています。
この方法と貼付部位違い保険が切られることがありません。
4ヶ月くらい前に右ふくらはぎが痛い小学生が来ました。
ふくらはぎの筋痛症だったので、安静とロキソニンテープで様子をみるように説明しました。
ロキソニンテープの処方箋の貼付部位にはいつものように「痛いところ」と書きました。
数ヶ月後の保険審査の結果、その小学生のロキソニンテープの代金及び処方せん料が切られていました。
ビックリして、確認すると病名は「右下腿筋肉痛」なのに処方箋の貼付部位に「左膝」と書かれていたのです。
目を疑いました。
詳しく調べると、その小学生が薬をもらいに行ったクスリのア○キ土○店の薬剤師が、勝手に貼付部位を書き直したようなのです。
すぐにその薬剤師に電話して、経緯を説明したところ電話越しに「申し訳ありません。」と謝られただけでした。
その時はそれでまあいいかと思ったのですが、後から考えてみると、私は全然悪くないのに私が損をするのが納得いきません。
それでそのドラッグストアの本社にメールで経緯を説明しました。
そしたら、診察中の忙しい時間に担当者からいきなり電話が来て、説明がありました。
勝手に処方箋を書き直した理由は社内監査があったからです。
↑俺関係ないよね。
貼付部位については電話で当院の受付に確認した。
↑誰もそんな電話を受けた覚えがない。例え電話があったとしても病名に右下腿とあるのに左膝と教えるわけない。
今後の対応については、にしぼり整形外科で再請求してください。
↑え、俺はひとつも悪くないのに俺が面倒くさい再請求しなくちゃいけないの?
その時は、診察中で忙しかったし、こいつ何で俺が怒っているかわかってないからもういいやと思って電話を切りましたが、また後から考えてみると不誠実な対応にだんだん頭にきたので再度メールをしました。
そしたら、その担当者がアポもなく受け付け終了後に菓子折をもっていきなり現れました。
20分くらい話したけど、話している内容が電話での説明と全く同じであきれました。
俺が何に怒っているか全然わかってなくて、余計に頭にきちゃったよ。
俺が怒っている点は以下の3つです。
「勝手に貼付部位を書きかえるなバカ」
「電話で確認したとか嘘つくなボケ」
「100%そっちが悪いのに、何で俺が尻拭いをしなきゃいけないんだ。このデレスケ」
あとから今後の対応についてメールが来たけど、やっぱり何もわかってなかったからもう諦めた。
2,000円くらいの菓子折もらったし、ブログや新聞のネタにもなったからもういいよ。
薬剤師もピンキリです。
ピンは当院の隣にあるヒマワリ調剤薬局の柳瀬さんです。
薬の飲み合わせや重複もチェックしてくれるし、私の治療方針を良く理解してくれているので、患者さんにも適切なアドバイスをしてくれます。
キリは処方箋通り薬を出すだけでチェックも説明もしない薬剤師です。たくさんいます。ほとんどそうです。
まあでも、ア○キの薬剤師のように勝手に処方箋を書きかえるのは言語道断だけどね。
こんなにひどい薬剤師は見たことも聞いたこともないよ。
医師が調剤薬局を指定することは法律に違反するから出来ないけど、出来れば優秀な薬剤師がいる調剤薬局に行って欲しいです。