2026.03.05 カテゴリー|その他の治療について
コレステロールは細胞膜を構成する脂質の一つ。
だから高血糖などで炎症が起きて放出されたスーパーオキサイドで血管が損傷を受けると、血管の細胞膜が壊れてコレステロールが血中に遊離します。
遊離したコレステロールは壊れた血管壁に付着して傷を防ごうとします。
つまり、血管の修復薬がコレステロールなのです。
そういう状態で血中コレステロールを測定すると「高コレステロール血症」となるし、血管壁にはコレステロールが蓄積しています。
つまり、血管損傷が「原因」で、高コレステロール血症・コレステロールの血管内蓄積はその「結果」です。
火事の現場(=血管損傷)に常に消防士(=コレステロール)がいたからといって、消防士が火事の原因ではありません。そこのところを間違えては困ります。
コレステロールを下げる薬を飲むと慢性の筋肉痛(肩こりや腰痛など)になる可能性が3倍に増えるといわれています。
実際、コレステロールを下げる薬を止めただけで、長年苦しんでいた筋肉の痛みが改善した患者さんがたくさんいます。
世間一般に信じられているコレステロールが血管損傷の原因だという仮説は、「原因」と「結果」をはき違えた間違った仮説です。
コレステロールを下げる薬を飲むと、心臓発作を起こす可能性を減らすことができると言われています。
製薬会社のファイザーが行った3年間の大規模臨床試験で、偽薬(砂糖の錠剤)を投与した患者の3%が心臓発作を起こしたのに対し、コレステロールを下げる薬(リピトール)を投与した患者では2%でした。
しかし、この結果を逆に考えれば、リピトールの効果があったのは100人中たった1人だけだったということです。
また、心臓発作はわずかに減少しているものの、死亡や深刻な疾患の発生率は減っていませんでした。
薬を飲んでまでコレステロールを下げる必要はないのです。
コレステロールを下げる薬の国内の市場規模は5,000億円とも言われています。
コレステロールを下げる必要がないとなれば、これだけの医療費が削減できます。
心臓発作を減らすためには、血管損傷を減らすことです。
血管損傷を減らすためには高血糖を減らすことです。
高血糖を減らすためには糖質制限をすることです。
もしかしたら、ファイザーが行った実験も、リピトールで発作が減ったのではなく、偽薬(砂糖の錠剤)を飲んだせいで高血糖になり心臓発作が増えたのかもしれません。