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検査本番の5日前のPCR検査とか意味なさ過ぎて草

2022.12.06 カテゴリー|新型コロナ

某総合病院で負荷心電図検査を受ける患者さん。
13日の検査本番のために、8日にPCR検査受けるんだってさ。
意味なさ過ぎて草。

 

検査本番の5日も前にPCR検査をしても、その5日間の間に新型コロナに感染する可能性があるのだから、全く意味ないよね。

そもそもPCR検査は咽頭や鼻腔や唾液に新型コロナウイルスの遺伝子のかけらがくっついてないかどうかを調べるだけの検査です。新型コロナウイルスに感染しているかどうかなんかわかりません。

意味のない検査を意味のないタイミングでやっても感染対策に全然ならないよね。

PCR検査は自費で受けさせられるみたいだし、患者さんにとっては踏んだり蹴ったりだよ。

この意味のない感染対策を、県内有数の優秀な医者が集まっている総合病院でやってるんだから、がっかりだよね。

最近の若い整形外科医はヒアルロン酸注射もしないらしい

2022.11.28 カテゴリー|その他の治療について

12月14日に私の先輩で、日本一TKA(人工膝関節全置換)をやっている坂下厚生病院副院長の菊地忠志先生がWEBセミナーをやるそうです。

菊地先生は非常に後輩の面倒見のいい先生で、私も何度もTKAのやり方を直接教えていただきました。後輩達はみな、親しみを込めてチュウ先生と呼んでいます。

演題名は「変形性膝関節症に対するヒアルロン酸関節内注射の有効な投与法」です。

担当の科研製薬のMRに「ヒアルロン酸注射なんか誰でも出来るだろう。せっかくチュウ先生に講演してもらうならTKAの話にすればいいのに。」と言ったら、「最近の若い整形外科医の先生達はあまりヒアルロン酸関節内注射をしないんです。菊地先生はアルツ(科研製薬のヒアルロン酸製剤)の使用量も日本一なので、注射のやり方をご伝授いただこうという企画です。」と説明されました。

驚きました。

最近の若い整形外科医はトリガーポイント注射をやらないことはよく知っていましたが、ヒアルロン酸関節内注射もしないんですね。

ということは、問診して画像診断して投薬して、良くならなければ手術ということですか、それじゃダメじゃね。

確かにアメリカなんかではヒアルロン酸関節内注射はプラセボに比べて効果がないという論文が出てますが、痛みは患者個人の不快な情動的経験であって定量的に測定することが不可能なんだから、そもそも論文なんてあてにならないのよ。

私の個人的な経験でいえば、ヒアルロン酸関節内注射が劇的に効く患者さんもたくさんいます。

以前から主張していますが、痛みの治療はプラセボ効果をいかにうまく使うかにかかっているので治療手段は多ければ多いほど良いのです。

注射は接骨院や鍼灸院で出来なくて整形外科だけで出来る治療です。それが出来ないなんて開業したら接骨院に負けて潰れちゃうよ。

ちなみに菊地先生の講演会を聞きたい方は下のQRコードからアクセスしてください。

スクワットやり過ぎて痛くなるのは筋肉でしょ。

2022.11.28 カテゴリー|トリガーポイント注射

60代の男性

1ヶ月くらい前に3日連続でスクワットをやったら左殿部と左ふくらはぎに痛みが出現しました。

すぐに某整形外科クリニックを受診してMRIを撮り、腰椎すべり症による坐骨神経痛と診断され、リリカとオパルモンが処方されました。

左殿部痛は改善しましたが、左ふくらはぎ痛がひとつも良くならないため、数日前に当院を受診しました。

触診するとすぐにふくらはぎの中央にトリガーポイントを見つけました。

トリガーポイント注射をすると診察室を出る際にはかなり痛みが改善したと喜んでいました。

 

普通に考えて、筋トレをやり過ぎて痛くなるのは筋肉でしょ。

何で腰のMRIなんかとる必要あるの?

下肢痛=腰椎由来の神経痛という思考停止。

整形外科医は運動器疾患の専門家なのですが、なぜか筋肉の勉強はまるでやらないのであります。

コロナ騒ぎと日本人

2022.11.01 カテゴリー|新型コロナ

日本人が世界一のビビりだってことがわかったよ。

武士道とか大和魂とか虚像だね。

世界中がザコ認定したウイルスにいまだにビビり倒してんだから。

みっともねえよ。

恥ずかしいよ。

 

日本という国は最初に決めた方針から中止撤退することが本当に苦手だよね。

太平洋戦争しかり、秀吉の朝鮮出兵しかり、コロナ対策しかり。

そりゃ負けるよ。

 

失敗を認めて損切りをする勇気がないんだよね。

オリンピックのために立てた国立競技場も毎年巨額の赤字を出すことがわかってだから、解体して跡地を有効利用した方がいいに決まっている。

でも誰もそんなこと決断できない。

それが日本人。

 

戦時中が舞台のドラマの主人公はたいてい戦争と全体主義に疑問を持ってる人だよね。

10年後くらいにコロナ禍が舞台のドラマが作られたら主人公はワクチンやマスクなどの感染対策全体主義に疑問を持ってる人になるんじゃないかな。

それで、そのドラマを見たほとんどの人が「そうそう私も疑問に思ってた」とか言うのよ。

それが日本人。

なんで?なんのために4回目のコロナワクチンをうけたの?

2022.11.01 カテゴリー|新型コロナ

コロナワクチンの4回目を打っちゃった人に、「なんのために打ったの?」聞くと、何でそんなこと聞くのみたいな驚いた顔するけど、ちゃんと理由を答えられる人はいないね。

私「なんのために打ったの?」

接種者「感染予防のために」

私「接種した人の方が感染しやすいというデータが出てますよ。ファイザーも感染予防出来るという治験はやってないですよ。」

接種者「重症化予防のために」

私「オミクロン以降は感染してもほとんど重症化しなくなりましたよ。」

接種者「・・・・」(何言ってんだこいつ)

国民の義務だと思ってるんだよ。
そりゃ非接種者を非国民扱いするわな。

初期の五十肩(四十肩)のトリガーポイント

2022.10.28 カテゴリー|トリガーポイント入門, トリガーポイント注射

初期の五十肩のトリガーポイントは小円筋にあることが多いです。

患側の手を患者さんの頭につけてもらい肘を前方に向けてもらいます。

その姿勢で肩関節の下を後ろから押してあげると、硬くなった小円筋を触ることが出来ます。

ここにトリガーポイント注射をするとすみやかに痛みがとれることが多いです。

五十肩の原因は肩峰下滑液包の炎症だと思っていましたが、どうやらそれだけではないようです。

小円筋が硬くて伸びなくなると腕を上げられなくなるし、小円筋が痛いと手を後ろに回すことが出来なくなる。

これらの五十肩に特徴的な症状は小円筋のトリガーポイントでだいたい説明がつく気がします。

帯状疱疹ワクチンについて

2022.10.25 カテゴリー|その他の治療について

先日、知人に「最近テレビでやたらとCMをやっている帯状疱疹ワクチンを打った方がいいか?」と聞かれたので、「打たなくていいです。かかったらすぐにうちにきてください。治しますからwww」と答えました。

 

帯状疱疹はかかっても死なないし。
抗ウイルス薬もあるし、神経痛が残ってもリリカで治療可能だし、なるはやで見立てのいい医者にかかることです。
死ぬか重篤な後遺症を残すかしない病気にワクチンはいらないと思うんですよね。
麻疹、風疹、日本脳炎、破傷風などは死ぬからね。ポリオは麻痺が残るしね。

 

帯状疱疹も運が悪ければ失明したり顔面神経麻痺が残ったりすることがありますが、滅多にない後遺症だし、治療が早ければ防げる可能性が高いです。

 

ちなみに帯状疱疹ワクチン(シングリックス)のお値段は2回で21,600円だそうです。

副作用として注射部位の局所症状(赤み、かゆみ、熱くなる、腫れ、痛み、硬くなる)、発疹、倦怠感などが 報告されています。 また非常にまれですが、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、口唇のまわりの腫れなど)や、血小板 減少性紫斑病(皮下出血、鼻血、歯ぐきの出血など)がみられることがあるそうです。

 

当院では帯状疱疹ワクチン接種は行っていません。

もちろん私も受けるつもりありません。。

シーネを勝手に外す監督やコーチはマジウンコ

2022.10.24 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

足首の捻挫はありふれたスポーツ外傷のひとつです。

毎日一人くらいは来るので、単純計算でこれまでに6,000人以上診ているはずです。

U字シーネでしっかり固定すれば、かなり重傷の捻挫でも1週間で治ります。中程度の捻挫なら3日で治ります。

捻挫の治療には自信もあるし、プライドもあります。

 

先月の話です。

某Rネッサンス高校笠間の女子バレー部の子が足首の重傷の捻挫で受診しました。試合が近いらしく、身長がめちゃくちゃ高い監督とコーチも心配で付き添ってきました。

いつものように診察して、いつものようにU字シーネを巻いて、いつものように絶対に勝手に外さないように説明して帰しました。

1週間後再診してもらいました。

シーネは一応巻いてありましたが、包帯がゆるゆるで勝手に外していたことは明確でした。

案の定、痛みも腫れも全く引いていませんでした。

「ちゃんと固定していれば、今頃きれいに治っていた。なんで勝手に外したの?」と問い詰めました。

はっきりとは答えませんでしたが、どうやら監督の命令で外していたようです。

もう1週間、今度はきちんとシーネを巻き続けるように説明しましたが、それきり受診しませんでした。今もまだ痛がってんじゃないかな。もう、どうでもいいけどね。

なんかさ、捻挫は固定しない方がいいとか思い込んでる脳筋がけっこういるのよね。

俺がバレーボールに対して口出すことは絶対にないんだから、こっちの治療に口出すこともやめてほしいよね。

そのあたり全然わかってないんだよね。脳筋だから仕方ないけどね。

シーネを勝手に外す監督やコーチはマジウンコだと思ってるよ。俺はね。

手術が必要と診断された鎖骨遠位端骨折を保存的に治療した一例

2022.10.21 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

40代の女性

転倒して受傷しました。

地元の整形外科であまりズレてないから鎖骨ベルトと三角巾で保存的に治療できると言われましたが、1週間後のレントゲンで骨折がズレていたため、手術しないと治らないと言われた患者さんです。

すぐにネットで検索して、当院のブログにたどり着き翌日当院を受診しました。

http://www.nishibori-seikei.com/blog/2013/11/post-340.html

初診時のレントゲンです。

約1センチズレてます。

鎖骨ベルトと弾性包帯7号で骨折を整復しながら外固定しました。

ズレがが約2ミリに改善しました。

鎖骨ベルトと弾性包帯は絶対に外さないように、その代わり腕は痛みがないはんいで自由に動かしていいと説明しました。

1週間後のレントゲンです。

ズレはほとんどなくなっています。

腕を動かした際に骨がカチッと嵌まった感じがあったそうです。

そのまま固定を続けてもらって、治療開始4週間で弾性包帯を外して、6週間で鎖骨バンドも外しました。

治療開始8週間後のレントゲンです。

1ミリくらいズレてますが、骨折部に不安定性も痛みもなく骨癒合が得られています。

激しい運動はあと2ヶ月くらいは避けるように説明して治療を終わりにしました。

 

転位のある鎖骨遠位端骨折は手術固定しないと骨癒合が得られないということが整形外科医の常識です。

この「転位のある鎖骨遠位端骨折に対する鎖骨バンドと弾性包帯を使用した保存療法」はそんな常識を打ち破る画期的な方法です。

この方法を考案したのは私の恩師の一人である佐藤伸一先生です。私が学会で発表して論文を書いて「整形外科mook」という整形外科医むけの教科書にも執筆しました。

しかしおそらく、この方法で鎖骨遠位端骨折を治療しているのは世界中で私と佐藤伸一先生だけでしょうね。

私のような外れ者が執筆した論文など誰も相手にしてくれないのです。それが医学界なのです。

PCR検査拡充が諸悪の根源

2022.10.03 カテゴリー|新型コロナ

やっぱりPCR検査が諸悪の根源です。
PCRのせいで無症状感染者という意味不明な存在が登場して、無症状感染者からも感染するかもという不可解な設定が登場して、自分以外は全員ばい菌状態に突入したのですから。
確定診断のための検査をスクリーニングに使うという愚を世界中でやったのがコロナ渦の本質です。

新型コロナが発見された当初の日本政府の方針は、重症の肺炎患者だけCTを撮ってウイルス性肺炎の可能性が高いときに確定診断のためにPCR検査を行うというものでした。これがその当時まで医学会で常識とされたPCR検査の使い方でした。

症状と診察と検査でウイルス性肺炎と診断して、何のウイルス感染か確定するためにPCR検査をする。つまりPCR検査は確定診断のための検査たっだのです。

この方針を維持していれば、こんな大騒ぎにならなかったし、無意味で無駄な対策で子供たちの大切な時間と思い出と健康を奪うこともありませんでした。
パニックになったマスコミと専門家モドキに煽られてPCR検査拡充を始めたことが最大の失策でした。

そもそもPCR検査は咽頭などにコロナウイルスの遺伝子の破片がくっついているかどうかを調べるだけの検査です。感染しているかどうかをなんか調べられません。PCR陽性ならコロナ感染者と診断できるならば、咽頭にスギ花粉がくっついているだけで無症状なのに花粉症と診断できるということです。こんな乱暴な診断ありません。

 

2009年に流行した新型インフルエンザで病院を受診した患者数は1年間で約2000万人でした。一方、新型コロナの患者数は約3年間で約2000万人です。しかも、無症状感染者というPCR検査陽性だけど元気な人を含めた数字です。

2009年にコロナと同様に無症状の人にも無差別にPCR検査をしていたら、患者数は1年間で5000万人をかるく超えていたでしょう。その場合のパニックは今のコロナパニックよりひどかったはずです。

でも当時はみな普通に生活していました。学級閉鎖はありましたが、パチンコ屋を閉めたり、飲食店を閉めたり、スポーツやイベントが中止になったり、県外の人を差別したり、運動会が中止になったり、修学旅行が中止になったりすることはありませんでした。また感染対策費として100兆円を超える税金がばらまかれるようなこともありませんでした。

こういうことを言うと必ず「インフルエンザには特効薬がある」と寝言をぬかす人がいますが、インフルエンザに特効薬なんてありませんよ。タミフルにしろリレンザにしろゾフルーザにしろ、ウイルスを殺すわけじゃなくて、ウイルスの増殖を抑えることで熱が半日早く下がるだけです。

 

無症状者、軽症者に対するPCR検査を止めるだけでコロナ渦は終わります。さっさとやれよ岸田。

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