2012.7.06 カテゴリー|湿潤療法
86歳の男性です。70年前に右下腿を切断し、以後、義足で歩行していました。
昨年12月に断端部に皮膚潰瘍ができ、某総合病院で軟膏による治療を受けていましたが、潰瘍は次第に悪化し、
「下腿を再切断して、皮膚を縫い直すしかない」
と言われ、不安になり、インターネットで調べて、本年4月に練馬光が丘病院の夏井先生の外来を受診しました。
夏井先生から、穴あきポリ袋による治療を指導され、自宅の近くで湿潤療法をやっている当院に紹介されました。
当院で引き続き、穴あきポリ袋による治療を行いました。
上の写真は当院で治療開始してから7週間後(5月25日)の写真です。初診時は潰瘍はこの倍ぐらいあり、他に1㎝程度の小さい皮膚潰瘍が2つありました。
2週間に1度ずつ通院してもらい、潰瘍はどんどん良くなりました。
下は治療開始13週後(7月6日)の写真です。皮膚潰瘍はほぼ治癒しています。2週間後には完治していることでしょう。