HOME > 院長BLOG > トリガーポイント注射

院長BLOG

1  2  3  4  5

靴下を立ったまま履くのは止めましょう

2021.10.28 カテゴリー|トリガーポイント注射

 ギックリ腰は、腰をかがめて腕を前に出した姿勢のときに発生します。

 ギックリ腰になりたくなければ、靴下を立ったまま履くのを止めましょう。

 立ったまま履くことが難しい五本指の靴下を履くといいと思います。

 「靴下を立ったまま履けなくなるのは、老化で足腰が弱ったせいだ。だからなるべく立ったまま履いた方がいい」みたいな論調もありますが、くだらない若さアピールのためにギックリ腰になったり、転倒して骨折したりしたら本末転倒です。

 足腰を鍛えたいなら、スクワットをしましょう。

 立ったまま靴下を履く人より、スクワットを正しい姿勢で20回出来る人の方がどう見たって若いしかっこいいですよ。

 

 もしもギックリ腰になったらなるべく早くトリガーポイント注射を受けに来てください。

 トリガーポイント注射をして、腰椎ベルトをきちんと巻けばすぐに動けるようになりますよ。

おばあちゃんは腰の左側が痛くなる謎

2021.8.17 カテゴリー|トリガーポイント注射

 毎日トリガーポイント注射を打ちまくっていて、ある傾向に気がつきました。

 腰の痛いおばあちゃんのトリガーポイントを探すと、ほとんどの場合で左大腰筋にあるのです。

 特にやせ気味で少し腰の曲がったおばあちゃんのその傾向が強いです。

 おじいちゃんではこの傾向は認められません。

 この理由をずっと考えていますが、よくわかりません。

 女性と男性の体の違いで一番大きいものは子宮と卵巣の有無だと思いますが、子宮と卵巣は左右対称の臓器なので左だけ痛くなる理由になりません。

 謎です。

 謎ですが、トリガーポイント注射をすれば良くなるので大丈夫です。

 人間の体はまだまだわからないことばかりですね。

ギックリ腰の治療も出来ない整形外科医

2021.7.15 カテゴリー|トリガーポイント注射

 70代の男性

 植木の手入れをしていてかがんだ時にキアッとなり腰痛が出現しました。

 数日後に某病院の整形外科を受診。

 レントゲンを撮って、「軟骨が少し減っている」と言われ、セレコックス(痛み止め)とミオナール(筋弛緩薬)とムコスタ(胃薬)が28日分処方されましたが、痛みが取れないため、10日後に当院を受診しました。

 受傷機転と痛みの部位と痛みの出方からギックリ腰と診断し、腰にトリガーポイント注射をしました。

 1回の注射で痛みは半分以下になりました。

 

 それはそうと、初診のギックリ腰の患者さんにいきなり28日分も痛み止めを処方するってどういうこと?

 ギックリ腰の自然経過を知らないの?

 まさかギックリ腰の診断も出来ないの?

 たとえギックリ腰の診断が出来ないとしても、初診の急性腰痛の患者さんにいきなり28日分も薬を出すのはどう考えてもおかしいでしょう。

 急性腰痛だったら痛み止めを飲んで3日以内に治っちゃうこともあるよ。そしたら25日分も薬が無駄になるよね。

 もしも副作用が出て1日分しか薬が飲めなかったら、27日分の薬が無駄になるよね。

 ただでさえ逼迫している医療費が無駄になるよね。

 まさか、薬をたくさん処方すると薬局からキックバックがあるわけじゃないよね。それ完全に違法行為だからね。

 

 結局のところ患者さんを診ないで画像だけ見てるんだよね。

 画像だけ見て「軟骨が減っている→つまり老化現象→老化による痛みだからすぐに治るはずがない→薬を28日分処方」って考えたんだろうね。

 まあでも仕方ないんだよね。ギックリ腰の診断と治療については整形外科の教科書に書いてないからね。

 私もギックリ腰については接骨院の先生のYouTubeとか見て独学したからね。

 画像診断にたよっている整形外科医より、実際に患部を触って治療している接骨院の先生のほうが痛みに対する理解が深かったりするよね。

 そりゃ接骨院に患者さんとられるわけだよね。

 

筋肉を診ない触らない整形外科医多すぎ問題

2021.7.13 カテゴリー|トリガーポイント注射

農作業など力仕事をしてから殿部から下肢の痛みが出現
 ↓
他の整形外科受診
 ↓
椎間板ヘルニアと診断
 ↓
リリカ処方
 ↓
効果なし
 ↓
当院受診
 ↓
殿部とふくらはぎにトリガーポイント注射
 ↓
改善
 
当院にはこのパターンの患者さんがたくさん来ます。
力仕事をしてから痛くなるは、普通に考えれば筋肉ですよね。
ところが、ほとんどの医者は筋肉を診ないし触らない。
なぜ筋肉を診ないし触らないかというと、筋肉痛については医学部で全然習わないからです。
筋肉痛については整形外科の教科書にほとんど何も書かれていないからです。
殿部から下肢の痛み=椎間板ヘルニアと思い込んでいるので、筋肉痛の可能性について全く考慮しないからです。
 
私も14年くらい前に加茂淳先生の著書「腰痛はトリガーポイントブロックで治る」を読むまでは同じでした。
椎間板ヘルニアという診断では説明できない痛みがたくさんあるのに、教科書に書いてあることをあまり疑いませんでした。
椎間板ヘルニアという診断が間違っていても、たいていの患者さんはプラセボ効果と自然経過で良くなるのそれほど問題にならないのです。
加茂先生の著書を読んだ時にまさに目からうろこが落ちて、それからトリガーポイントについて書いてある本をたくさん読んで独学でトリガーポイントの見つけ方や治し方を身につけました。
独学で身につけたものなので、私と同じ方法でトリガーポイント注射をしている先生を紹介してくれと言われても加茂先生以外誰も思いつかないのです。
 
 
ちなみに風邪の治療についても医学部で習わないです。
だから大学の教授や大病院の内科医は風邪について知識も経験も乏しいです。
結果、コロナを過大評価する。
そして、国の政策を間違った方へ導いてしまったのです。

椎間板ヘルニアは腰痛と関係ないよ

2021.4.27 カテゴリー|トリガーポイント注射

 Googleレビューにまた悪口を書かれてしまいました。テヘペロ

SC20210427-092030.jpg

 これを読んで私は「このごじゃっぺ、なにもわかってねえなあ。」と思いました。

 

 椎間板ヘルニアは腰痛と関係ないのです。

 

 MRIを使った大規模調査で、腰痛がある人とない人の両方で同じ割合で腰椎椎間板ヘルニアが見つかりました。逆に、椎間板ヘルニアが見つかった人と見つからなかった人で腰痛がある割合は同じでした。この結果から、MRIでの椎間板ヘルニアの有無と腰痛には相関関係が全くないことがわかりました。

 

 また、椎間板ヘルニアが神経を圧迫して痛みが出るという仮説には大きな矛盾があります。腰の部分を通る神経は痛みの信号を脳に伝える電線であって、痛みを感じるセンサーではありません。痛みを感じるセンサーは皮膚や筋肉など神経の末端にしか存在しません。ヘルニアがいくら腰椎の神経を圧迫してもセンサーがないので痛みを感じる信号は発生しないのです。

 

 臨床でもすごく痛がっているのにMRIで全く異常がない人、たまたま撮ったMRIにでっかいヘルニアがあるのに全く痛みがない人などにいくらでも出会います。あと手術をしてヘルニアをきれいに除去したのに痛みが全然取れない人や数ヶ月後に痛みが再発しています人などヘルニアが痛みの原因と考えるとどうしても説明できない症例がいくらでもあります。

 

 それでも多くの整形外科はヘルニアが腰痛の原因と考えています。それはなぜかというと、昔の偉い先生が書いた教科書にそう書いてあるからです。偉い先生が書いた教科書を丸暗記しないと医師国家試験に受からないし、医局では「教授が白といえばカラスも白い」と教わるので、私のような変わり者じゃないと教科書に書いてある内容を疑ったりしないのです。

 

 腰痛の原因は腰や臀部に出来たトリガーポイントです。だからトリガーポイント注射をすれば良くなるのです。

 

 勇者ノブヒコさんにもそのように説明したと思いますが、きっと頭から腰痛の原因は椎間板ヘルニアと思い込んでいるので、私の話が理解できなかったのでしょうね。別にいいけどね。

1  2  3  4  5

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ