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飼い犬に手をかまれた患者さん

2012.11.05 カテゴリー|湿潤療法

76歳男性

狭心症があり、ワーファリン、ニトロールなど薬を8種類内服中

 

飼い犬に右手をかまれて受傷しました。

手の甲の皮膚が、逆フラップ状にはがれていました。

壊死する可能性が高いことを説明し、創内にドレーンを入れて、テープで皮膚を固定し、湿潤療法を行いました。

 

1週間後 、予想通り皮膚の一部が壊死しました。(創の中央の黒い部分が壊死組織です。)

壊死組織は無理にはがさず、そのまま湿潤療法(プラスモイストトップ+ガーゼ)を続けて自然と溶けるのを待ちました。

H24.09.27 1週間後.jpg

 

2週間後、壊死組織はきれいに溶けてなくなりました。

この患者さんはワーファリンを飲んでいるので、壊死組織を無理にはがした場合、出血して止まらなくなった可能性があります。

H24.10.04 2週後.jpg

 

そのまま湿潤療法(プラスモイストV)を続けて、5週間後には皮膚がほぼ再生されました。

H24.10.26 5週後.jpg

 

犬などの動物に咬まれた創は、そのまま縫合してしまうと、かなり高い確率で感染を起こします。

無理に縫合しなくても湿潤療法を行えば、キズはきれいに治ります。

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