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「ウォーキングはダイエットにいい」は迷信

2012.11.30 カテゴリー|医療に関する迷信

  ダイエットのためにウォーキングをしている方はたくさんいると思います。しかし、いくら歩いてもあまり痩せてこないと感じている方もたくさんいると思います。実はウォーキングだけでは脂肪は燃焼しないのです。

 

 運動をすると体の中に蓄えられたエネルギーが消費されます。運動のエネルギー源としては最初に血液や筋肉内のグルコースが使われます。その次に肝臓に貯蔵されているグリコーゲンが使われます。このグリコーゲンが無くなってくるとはじめて脂肪が分解されエネルギー源として燃焼します。グリコーゲンは3000キロカロリー分も貯蔵されています。これはフルマラソンで消費されるエネルギーとほぼ同じです。だからウォーキングくらいの運動量では脂肪は燃焼しないのです。ちなみに、1時間のウォーキングで消費されるカロリーはたった200キロカロリーです。

 

 ウォーキングが体にいいことは間違いありません。ウォーキングをすることで心肺機能や歩行能力を鍛えることが出来ます。また岩間のように空気がきれいで環境の良いところを歩くことでストレスの解消になり、自律神経のはたらきも整います。さらに、太陽の光を浴びることで、骨も強くなります。

 

 ただ、足腰に痛い部位があるのに健康のためだからとか、歩かないと歩けなくなるからと、無理してウォーキングをしている方がけっこういますが、これはダメです。痛いのに無理して歩くと、痛みが悪化してかえって歩行能力が落ちてしまうことがあります。痛いときは無理せず、きちんと治療して痛みが取れてからウォーキングを再開するようにしましょう。

 

 また、夜暗い中をウォーキングしている方を見かけますが、暗い中のウォーキングは危険なので、かえってストレスがかかり、自律神経を狂わせる可能性があります。また、太陽にもあたらないので、骨を強くする効果もありません。夜のウォーキングは危険なだけで、効果が薄いので、やらないほうがいいでしょう。

 

 当院で行っている加圧トレーニングなら、関節や筋肉に負担をかけることなく筋力アップやダイエット効果が期待できます。週1回15分程度の運動で毎日激しい運動をすること以上の効果が得られます。500円で体験コースを受けることが出来ますので、興味がある方は一度受けてみてください。

 

「ウォーキングはダイエットにいい」というのは迷信です。

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