2012.11.20 カテゴリー|トリガーポイント注射
リリカwebシンポジウムを聞きに行きました。
「脊椎変性疾患における術後遺残痛」
「術後遺残痛に対する取り組み」の2題でした。
筋性疼痛(筋筋膜性疼痛症候群)という考えがすっぽり抜けている
今回のシンポジウムで出されたデータです。
手術後、手術部に痛みが残った人の割合
頸椎 52.6%
腰椎 37.8%
TKA・THA 43.8%
その他 21.3%
痛みが残る可能性はこんなに高いのです。それでも手術をうけますか?
こんなデータもありました。
腰痛や坐骨神経痛が全くない人でも、MRIを撮ると、
20~59歳で20% 60歳以上で40%に椎間板ヘルニアが見つかる。
そして、60歳以上の20%に脊柱管狭窄症が見つる。
ヘルニアや狭窄症があっても症状がない人はたくさんいるのです。
あと、2回も手術をしてもよくならなかった患者さんに、リリカを飲ませたら良くなったという症例を紹介していました。
「だったら、最初からリリカを飲ましていたら、無駄な手術を2回もしなくて済んだんじゃね」と心の中でつっこみました。