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手の痺れは首を疑う前に手根管症候群を疑いましょう

2013.1.29 カテゴリー|その他の治療について

62歳の女性

 

昨年の春に内職の仕事を始めてから、両手にしびれが出現しました。

9月ごろ整形外科を受診して、疲れからくるものだろうと言われビタミンB12だけ処方されました。

12月ごろから、痺れと痛みが悪化して、別の病院の整形外科を受診しました。そこで、首のレントゲンを撮り、異常を認めなかったので、「原因不明」ということで、痛み止めが処方されました。

1月には、リウマチが専門の整形外科医の診察を受けました。血液検査やレントゲンの検査を受け、「リウマチではない」といわれ、やはり痛み止めが処方されただけでした。

 

最近、テレビを見ていたら、まったく自分と同じ症状の病気について説明していました。

「手根管症候群」

『私の病気は、これだ!』と思い、息子さんにネットで検索してもらったら、当院がヒットしたので、車で1時間以上かけて当院を受診されました。

 

手を酷使してからしびれが出たこと、

両手の母指から薬指の親指側にかけて知覚障害があること、

母指球の運動麻痺があること(パーフェクトゼロテスト陽性)、

手根管の圧迫で痺れが出ること(ファーレンテスト陽性)であること

など、典型的な手根管症候群でした。

 

「手の痺れ」がでたら、首を疑う前に、「手根管症候群」を疑いましょう。

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