HOME > 院長BLOG > 腰痛の中学生~痛くない範囲で運動してもいいよ~

院長BLOG

腰痛の中学生~痛くない範囲で運動してもいいよ~

2013.10.02 カテゴリー|トリガーポイント注射

 先月のある日、当院の問い合わせフォームに、以下のようなメールが届きました。


はじめまして、千葉県に住む〇〇と申します。

中学2年生の娘(剣道部に所属しています。)の腰痛を治療していただきたく、メール致しました。

 

7月の初めあたりから腰が痛いというので接骨院に通っていましたが、状態があまり変わらず、夜中に寝返りを打つ時にも痛みを感じるようで、「痛いっ」と言うようになったので、心配になって整形外科へ行きました。レントゲンの検査とと前屈ができないことなどから、「椎間板ヘルニアの可能性があります。MRIを撮りましょう。」

ということになり、MRIの画像を見てL5-S1、L4-L5に椎間板の膨隆があった為、椎間板ヘルニアと認定されました。

 

痛みがあったので安静に過ごす様にいわれ、部活も見学にして、8月の下旬からやっと腰痛体操をPTの方に教えていただいていました。

 しかし痛みの度合いは小さくなっているものの、痛みが出現する回数が増えているような気がするのです。

 薬はデパスとノイロトロピンとメチコバールを処方していただいています。

 早くよくなって体育も部活動もできるようになって欲しいです。

 

このようないきさつですが、〇月〇日にお伺いしたいと思っておりますので、どうぞ診察をよろしくお願い致します。


触診の結果、以下の部分にトリガーポイントを見つけたので、トリガーポイント注射を行いました。

9565.jpg

そして、ヘルニアは痛みと関係ないこと、筋肉の痛みだから、痛くない範囲で運動をしていいことを説明しました。

数日後、お母さんから再びメールが来ました。


 〇月〇日に診察していただいた、〇〇です。

 

先生に診察していただいた後、くしゃみをした後の激痛がかなり薄らいでいます。

朝も、朝食の時に痛くなっていつも途中で横になるのですが、それがなくなりました。

剣道も素振りを早速始めています。

体育祭に向けて、練習も参加できるようになりました。

本当にありがとうございます(涙)

 

まだ、前屈の時の痛みが少しあるようなので、〇日に伺う予定でしたが、明日の午後伺います。

(娘が早く先生に診ていただきたいというので)

 

よろしくお願い致します。


良くなって本当に良かったです。

 

ほとんどの腰痛は、腰の周りの筋肉に出来たトリガーポイントが原因です。

ヘルニアとか、関係ありません。

筋肉の痛みなので、まるっきり安静にするより、痛くない範囲で動かしたほうが早く良くなります。

中学校の3年間はあっという間に過ぎていきます。

部活や体育祭を休んだら、その分、楽しい思い出がみんなより少なくなってしまいます。

 

トリガーポイント注射を打ちながら、痛くない範囲で運動をしてもらう。

これが当院の治療方針です。

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ