2013.12.04 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
40代の女性です。
1か月前にソファーの角に右足をぶつけました。
受傷後、すごく腫れて痛みも強かったのですが、ただの打撲だろうと考えて、痛みを我慢していました。
1か月経っても痛みがとれないため、当院を受診しました。
レントゲンを撮ると、第4中足骨頸部に骨折を認めました。
要するにすでに治っています。
骨折が治っているのに痛みが残っているのは、受傷後ずっと痛みを我慢していたからです。
痛みを我慢すると、神経が異常に興奮してしまい、骨折や捻挫などのケガそのものが治っても、痛みが残ってしまうことがあります。
このような痛みを慢性痛と言います。慢性痛になってしまうと、治療がとても難しくなってしまいます。
この骨折の場合、受傷後数日以内に受診してもらって、骨折部を外固定して、痛み止めを飲んでもらえば、すみやかに痛みは消え、慢性痛になることはなかったと思います。
とくに、女性の足の骨折や捻挫は慢性痛になりやすいので要注意です!
痛いときは我慢せず、すぐに治療に来てください。