2014.1.12 カテゴリー|トリガーポイント注射
30代の女性
1年前に腰から足にかけて激痛が出現し、近所の整形外科に通院し、薬物療法や温熱療法や牽引療法などを受けていましたが、全く改善しませんでした。
半年前にネットで当院のことを知り、車で1時間かけて当院を受診しました。
腰から下に全部で20カ所以上のトリガーポイントを認めたので、トリガーポイント注射を行いました。
週1~2回トリガーポイント注射を続けたところ、痛みはほとんど改善しました。
先月、歩いていて躓いて、足首を骨折してしまいました。緊急だったので、当院ではなく以前に通院していた近所の整形外科を受診しました。
その際に、医師から腰痛の具合を聞かれたので、
「実はにしぼり整形外科に通院して、トリガーポイント注射を行ってもらって、ほとんどよくなりました。」 と正直に答えたそうです。
そしたら、医師は苦虫をつぶしたような顔で「トリガーポイント注射なんて誰でも出来る簡単な注射だ。そんな治療で良くなるはずがない!」と言ったそうです。
女性は『誰でも出来るなら、自分もやったらいいじゃん。実際良くなった患者を前にして、そんな治療で良くなるはずがないなんてよく言えるよ』と思ったそうですが、相手をしても無駄と考えて、それ以上は何も答えなかったそうです。
このお医者様がおっしゃる通り、トリガーポイント注射は医師なら誰でも出来る簡単な注射です。
だって、押して痛いところ(圧痛点)に局所麻酔を打つだけだもの。
じゃあなぜ、ほとんどの整形外科医はトリガーポイント注射をしないのでしょう。
それは、痛みの異常は骨や軟骨などの構造異常が原因で、筋肉に注射したくらいで痛みがとれるはずがないと思い込んでいるからです。
筋肉が原因で痛みが出る病気(筋筋膜性疼痛症候群)があることを知らないからです。