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運動が苦手な子こそ中学校の時くらいは運動部に入りましょう

2014.4.10 カテゴリー|その他

 先日、中学校の入学式でPTA会長として挨拶してきました。そこから抜粋。


 「部活動は学生時代しかできないことなので、積極的に参加してください。これはPTA会長というより整形外科医としての意見なのですが、運動が苦手な子ほど、中学校の時くらいは運動部に入ってほしいと思っています。私もそうでしたが、運動が苦手な子は運動が嫌いです。中学校の時に運動部に入らないと、おそらく一生ちゃんとしたスポーツをしないので、スポーツの楽しさを知ることなく過ごしてしまいます。それはとてももったいないことです。ぜひ運動部に入って頑張ってください。」


 何度かこのブログに書いていますが、私はものすごい運動音痴です。かけっこは断トツのビリで、スポーツテストはいつも級外でした。だから運動することが嫌いでした。しかしだからこそ運動をした方がいいだろうと考え、中学校の時は卓球部に入りました。同級生の中で一番へたっぴでしたが最後まで続けました。高校では部活をやりませんでしたが、医大に入ってから野球部に入りました。レギュラーにはなれませんでしたが6年間続けました。おかげで体力が付き、体力勝負の整形外科の研修を乗り切ることが出来ました。大学卒業後は忙しさにかまけて、何も運動をしませんでしたが、8年前にダイエットのために加圧トレーニングを始めました。加圧トレーニングをする上でも、野球部時代に筋トレのやり方を覚えたことが役に立ちました。8か月前にゴルフを始めたばかりですが、つい先日104で回ってきました。もうすぐ100がきれそうな勢いです。これも野球や加圧トレーニングをしていたおかげでしょう。すべては中学校時代に苦手な運動から逃げずに卓球部に入ったことがよかったんだと思います。

 中学生の頃は体が一気に成長します。なかでも持久力が付きやす時期です。この時期に運動をすることで基礎体力を強くすることが出来ます。また苦手なことでも最後まで続けられたという自信がその後の人生を支えてくれることでしょう。

 運動が苦手と言っても、もしかしたら短距離走が遅いだけで、長距離走がものすごい得意かもしれません。もしかしたら球技が苦手なだけで、柔道などの格闘技には抜群のセンスを持っているかもしれません。また、急激に背が伸びて、バスケットやバレーボールのエースになることだってあるでしょう。それもこれも挑戦してみなければわかりません。

 運動が苦手な子こそ中学校の時くらいは運動部に入って体をきたえることをお勧めします。

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