2014.5.26 カテゴリー|その他
医師が問診をするときに、必ず最初に主訴を聞きます。主訴とは、今現在、患者さんが一番困っている症状のことです。
医師は医学部で診断学を学ぶときに、まず主訴を聞いてから、その症状の経過(現病歴)を聞くように訓練されています。この順番で聞くことによって、頭の中で患者さんの病態を整理し理解することが出来るのです。
患者さんの中には、症状について聞いているのに、経過から話し始めたり、いきなり病名で答えたりする人がいますが、最初に主訴を聞いてないと、頭の中で病態を整理することが出来ません。
患者さんには患者さんで、言いたいことはたくさんあると思いますが、問診の目的は、医師が患者さんの病態を理解することなので、医師の質問をよく聞いて、それに答えてください。そうすることによって正しい診断と、適切な治療をすることができます。