2014.8.06 カテゴリー|その他
たまに期限切れの保険証やまる福の受給者証を受付に出す人がいますが、期限切れの保険証や受給者証は紙くずと一緒なので使えません。そんなの当たり前ですよね。でもこの当たり前のことがわかってない人がけっこういて困ります。
先日、小さな娘さんを連れてきたお父さん。期限切れのまる福の受給者証を出しました。受付の人間が、「期限切れだから使えないので、新しい受給者証をもってきてもらうか、今日は3割負担で受診していただいて、あとで受給者証をもってきてもらったときに返金するかたちをとってもらうかしかありません。」と説明したところ、「受給者証は家にあるって言ってんだから、融通効せろ」と怒鳴ってきました。うちの受付はそんな脅しでびびるような人間ではないので、「融通は利きません!」ときっぱりと断ったら、そのまま怒って帰っちゃいました。
当然の権利かのように「融通を利かせろ!」と言っていましたが、意味がわかって言ってるのでしょうか?期限が切れている紙くず同然の受給者証を使わせろということは、受給者証で支払われる3割分の治療費を、医院の経営者である私に肩代わりしろということです。要するに、初めてあった態度の悪い人が、私にお金を貸せということです。
貸すわけないじゃん。見ず知らずの人に金を貸す人はいませんよね。
医療機関にかかるときは必ず期限が切れていない保険証と受給者証を持参してくださいね。