2014.8.14 カテゴリー|トリガーポイント注射
腰痛で当院を受診する患者さんの中に、朝起きたときが一番痛くて、動いているうちに痛みがやわらぐと訴える患者さんがたくさんいます。朝起きたときに腰が痛くなるのは、寝ている間に腰の筋肉が固まってしまうからです。だから、少し動いて筋肉が柔らかくなると痛みがやわらいでいくのです。
寝ている間に腰の筋肉が固まらないようにするには、寝ている間にたくさん寝返りを打って、寝ている間も腰の筋肉を使うことです。そのためには寝返りしやすい枕と布団を選ぶことが大切です。硬い方がいいとか柔らかい方がいいとか、厚い方がいいとか薄い方がいいとか、点で支える方がいいとか、面で支える方がいいとか、どうでもいいのです。そんなの、体型とか、筋力とか、痛みの場所で変わってくるからです。実際に寝てみて、寝返りしやすいかどうか、それだけを基準に選んでください。
あと、寝る前に抗てんかん薬のリボトリールを飲むと朝の痛みが楽になることが多いです。