2014.11.28 カテゴリー|加圧トレーニング
50代の女性が、NHKの「ためしてガッテン」でやっていた筋トレを見よう見まねでやってから右膝痛が出現し、1ヶ月半たっても痛みが取れないため、当院を受診しました。膝の内側にトリガーポイントを認めたので、そこにトリガーポイント注射をしました。
この方のようにテレビでやっている筋トレや運動をしてから痛みが出たと行って、当院を受診する患者さんが後を絶ちません。なぜ、テレビでやっている運動をやると痛みが出てしまうのでしょう。
テレビの中の先生が説明いる通りには正しく体を動かしているつもりでも、ほとんどの人はその通りにはできません。目で見たイメージのまま体を動かせるのは、プロスポーツ選手など一部の選ばれた人たちだけです。間違ったやり方で体を動かしているので痛くなってしまうのです。
また、筋トレはその人の筋力や体力、体型に合わせて筋肉にかける負荷を調整しなければ効果がないだけでなく、怪我の原因になってしまいます。たとえば、同じ腕立て伏せをしたとしても、太っている人とやせている人では筋肉にかかる負荷が全然違います。今回の患者さんもかなり太めだったので、テレビの中のモデルさんと同じように体を動かしても、ものすごい負荷がかかってしまったのでしょう。
若い人だったら、多少やり方が間違っていても、多少負荷が重くなっても、それほど問題はないでしょうが、筋力や骨や関節が弱っている高齢者は大きな怪我につながる可能性があります。なので、テレビでやっている運動はあまりやんないほうがいいと思います。
当院で行っている加圧トレーニングは、短時間の軽い負荷の簡単な運動で効果的に筋力強化をすることができます。インストラクターが一人一人にあった負荷と運動を選択し、正しいやり方を教えてくれるので、怪我の心配がありません。だから高齢者でも安心してうけることができます。
テレビなんか見てないで加圧トレーニングに通いましょう!