慢性痛は個人的な脳の活動ですから、エビデンスもなにもあったものではありません
2016.5.27 カテゴリー|トリガーポイント注射
いつも読んで勉強している加茂整形外科の加茂淳先生のブログより
http://junk2004.exblog.jp/25839008/
Aさんはインプラント後、両下肢痛のため歩行困難になった。眉間にシワを寄せ、目を強く閉じて苦悶様。痛い痛いでまさに取り付く島がない。
トリガーポイント注射効果ない。トラマール注100mg打ってみたが・・。
あまりに痛みが強いため、入院生活が上手くいかず、数日で退院する。
帰り際にノルスパンテープを貼る。
帰宅してから電話があった。別人かと思うほどの明るい声だった。
「電車に乗っているときからすーっと痛みが消えて歩けるようになりました。入院中はわがままを言ってすみませんでした。」
私「それはよかったですね。ノルスパンテープが効いたのでしょう。主治医にいってしばらく続けてみてください。」
というようなことが今日ありました。
慢性痛は個人的な脳の活動ですから、エビデンスもなにもあったものではありません。
最後の行
慢性痛は個人的な脳の活動ですから、エビデンスも何もあったものではありません。
これ、すごい名言ですね。
慢性痛が個人的な脳の活動であることを、医者や患者さんやその家族が知れば、慢性痛で悩む人の多くを救うことが出来るようになるでしょう。
慢性痛が個人的な脳の活動だから、祈祷やサプリが効く人もいるのです。
慢性痛が個人的な脳の活動だから、治療には医師と患者の信頼関係が必要なのです。
だから、最初から信頼関係を作るつもりがないような態度の患者さんの治療はうまくいかないのです。