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ヤブ医者のほうが儲かる仕組み

2023.09.04 カテゴリー|その他の治療について

両手首が痛くなった女性が、近所の整形外科に行ってMRIまでやったけど原因不明で、リウマチ科に紹介されたけど原因不明で、上司の紹介で電車で4時間かけて当院を受診しました。
狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病)でした。
触診だけで診断出来ました。
注射1回で治りました

 

このような書き方をすると、まるで私が名医のようですが、そんなことはありません。

私が研修医の頃の先輩医師たちが全員普通に出来たことをやっているだけです。
MRIやヘリカルCTの普及に伴い、整形外科医の診断レベルはどんどん落ちているんじゃないかと感じています。

画像診断ばかりしていて、触診や理学所見の取り方を覚えないから、絵に描いたような典型的な狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病)さえ診断出来くなっているのでしょう。

でも検査やりまくるから儲かります。
私なんか初診料と腱鞘内注射料(270円)しかもらえません。
日本の医療制度はヤブ医者のほうが儲かる仕組みになっています。

 

別の患者さんは、某整形外科で親指の腱鞘炎と診断され、1ヶ月間毎日のようにレーザー治療を受けたけど、ひとつも良くならないからと当院を受診しました。
注射1回で治りました。
やっぱり、ヤブ医者のほうが儲かる仕組みになっているでしょう。

 

また別の患者さんだけど、「10年前からあちこちの整形外科にかかったけど、どこも薬を出すだけで何もしてくれなかった。ここなら注射してくれると聞いて来た。」と言ってました。
「なんで他の医者は注射してくんねんだ?」と聞かれたけど「俺にもわかんねえよ。」と答えました。

 

まさか整形外科医なのに注射のやり方を知らないなんてことはないだろうし、金儲けのために注射をしないでだらだら治療しているわけでもないだろうし、ホントわかんないです。

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