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新型コロナを5類にできない理由

2022.07.25 カテゴリー|新型コロナ

またTwitterでバズりました。

感染症法は、感染症の感染力や症状の重さによって「1~5類」「新型インフルエンザ等」に分類しています。新型コロナは、結核や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの「2類」に相当する位置付けになっていて、保健所や医療機関が入院勧告や就業制限措置、速やかな発生届け出など多くの対応にあたるように義務づけられています。これまでも感染者増するたびに保健所や医療機関の業務が逼迫ひっぱくする事態が繰り返されてきました。

 

ちなみにコレラは3類です。明治時代に大流行した際は、感染した人のほとんどが下痢やおう吐による脱水で亡くなってしまいました。現在は点滴などで水分補給ができるようになりましたが、それでも致死率は約2%と言われています。

 

新型コロナの致死率はどのくらいでしょうか。全国の7月23日の感染者数(PCR陽性者数は)200,870人で死者数は75人でした。単純計算で致死率0.037%です。コレラよりはるかに少ないのです。

 

致死率から考えたら、季節性インフルエンザよりも低いので指定感染症から外した方がいいくらいですが、いきなりそれは世論が許さないでしょうから、現在の2類から季節性インフルエンザや麻しんや風しん、破傷風と同じ5類相当に変更すべきだと保健所や医師会は政府に提言しています。ちなみに破傷風の致死率は50~90%と言われていますが、ヒトからヒトへの感染がないので5類になっています。

 

新型コロナを5類に変更したらどうなるか。わかりやすく言えば季節性インフルエンザと同じになります。無料PCR検査は廃止になるし、医療機関での全例報告もなくなるので、患者数(陽性者数)は激減します。患者が激減するとニュースとしての価値がなくなるのでマスコミが騒がなくなります。マスコミが騒がないと国民も新型コロナのことを忘れていくので、マスクやワクチンなどの無意味な感染対策をやめて元通りの生活を始めます。元通りの生活に戻しても患者数も死者数も増えないことに気がつきます。結果、今までやっていた感染対策が過剰で的はずれだったことがバレてしまいます。

 

そうすると感染対策を主導してきた政府や自治体、専門家たちや利権まみれの医療機関ががフルボッコされてしまいます。だからそう簡単に5類に変更できないのです。

 

利権まみれに関しては、利権にまみれている医療機関に私がお世話になっている医療機関も含まれているので割愛します。自分で調べてみてください。

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