2012.6.04 カテゴリー|湿潤療法
アイロンで右手首から手背をヤケドした1歳の男の子
受傷後すぐに某総合病院の皮膚科を受診しまし、消毒とガーゼと軟膏による処置を受け、2週間たっても治癒しなかったため、担当医から
「植皮が必要だ。全身麻酔でうなじや足の裏の皮膚をとって移植する。」と言われました。
不安に思った両親がインターネットで調べて当院を受診しました。
受診時の写真
ただちに湿潤療法を始めました。
6週間後
きれいに皮膚が再生されました。関節の拘縮もありませんでした。
もし植皮手術を受けていたら、うなじや足の裏に不必要な傷跡が残ってしまうところでした。
ほとんどのヤケドは植皮手術を受けなくても、湿潤療法で治すことができます。