2012.9.03 カテゴリー|トリガーポイント注射
60代の女性。
4か月前よりウォーキングを始めました。
3か月前より、左膝が痛くなってきて、だんだんひどくなってきました。
2か月前に、近くの整形外科医院でレントゲンを撮り、「骨に異常はない」といわれ、湿布と物理療法を受けました。
しかし、痛みがとれないため、接骨院に通院し、マッサージを受けましたが、それでも痛みはとれず、徐々に悪化してきました。
8月に当院を受診しました。受診時は膝の痛みのため、杖をついてやっと歩けるような状態でした。
診察の結果、内側広筋と外側広筋にトリガーポイントを見つけましたので、同部にトリガーポイント注射を行いました。
1週間後に、再診した際には、痛みはだいぶ良くなっていて、立ち上がる時に少し痛みを感じる程度に回復していました。
無理をしてウォーキングを続けたせいで、左内側広筋の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)になってしまったのです。
ウォーキングが体にいいことは確かですが、体を痛めてまでやるのは本末転倒です。
その点、「加圧トレーニング」なら、軽い負荷で短時間、簡単な運動をしてもらうだけで、重い負荷を用いた筋力トレーニングと同等の筋力アップ効果が認められるので、お勧めです。