2013.1.07 カテゴリー|トリガーポイント注射
67歳の男性
2か月くらい前から、右ひざの裏(膝窩部)に痛みが少しありました。
1月5日に踏み台に上がろうと右足を高く上げたときに、激痛が走り、それから、右ひざに体重をかけると痛みが走り、歩けなくなりました。
1月6日に当院を受診しました。レントゲン上に異常はなく、右膝窩筋にトリガーポイントを認めました。
トリガーポイント注射を行ったところ翌日には、多少痛みはあるものの、普通に歩けるようになりました。
この患者さんは、膝窩筋の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)でした。
もし、MPSについて知らない整形外科医が診察していたら、レントゲンで異常がないからMRIをとり、MRIで痛みとは関係がない半月板損傷が見つかり、半月板損傷と診断され、手術を受けるように勧められていたかもしれません。