HOME > 院長BLOG > 手あれの治療

院長BLOG

手あれの治療

2013.1.07 カテゴリー|湿潤療法

当院でお勧めしている手あれの治療法です。

(すべて夏井先生の受け売りです。)

 

① 小さじ半分くらいの白色ワセリンを両手によく揉み込む。体温で溶けて柔らかくなる感触を楽しむように時間をかけて,満遍なく揉み込みましょう。荒れている部分には特に念入りに。

 

② 乾いたペーパータオルなどでべたつきが気にならなくなるまでふき取ります。「車のワックスがけ」と同じで,ゴシゴシと拭き取りましょう。

 

 これでおしまいです。2分もあれば完了です。皮膚の亀裂や皺は油の膜で覆われるため,手洗いによる手荒れを防いでくれます。数日で手の状態が変わってきて,ツルツルの手になるはずです。


 これを一日何度か行います。例えば水仕事が多い人なら,「朝起きてすぐ(仕事を始める前)」,「昼食後」,「夕方(仕事が終わったとき)」,「お風呂上り」,「就寝前」に行ったほうがいいと思います。もちろん,これでもまだ皮膚が荒れている場合には,ワセリンを塗る回数を増やして対応して大丈夫です。ワセリン自体,極めて安全な物質だからです。しかも,とても安価です。


 なお,肌が弱い人,敏感肌の人は柔らかい材質で繊維が残らない紙でゴシゴシしてください。

 

 ハンドクリームや尿素入り軟膏は手あれを悪化させるので使用しないでください。

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ