2013.2.05 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
72歳女性
5年前から、骨粗しょう症で当院に通院している患者さんです。
昨年10月に、特に何もしていないのに急に右腰痛が出現しました。
右腰痛に対して、トリガーポイント注射を週1回合計3回行いましたが、痛みは改善しませんでした。
痛みがよくならないので、圧迫骨折による痛みを疑いレントゲンを撮ってみました。
レントゲン写真(上図)では、背中から腰にかけての骨が何カ所も(ほとんど全部)つぶれています。
これは圧迫骨折といって、骨粗しょう症で骨が弱くなった方が転んだ時などに発生する骨折です。
ただ、骨粗しょう症がひどい場合、この患者さんのように何もしていないのに折れることもあります。
圧迫骨折による痛みと診断できたので、新しい骨粗しょう症治療薬テリボンを注射しました。
このテリボンが劇的に効いて、1週間後には痛みはほとんどなくなりました。
テリボン
http://www.re-bone.jp/support/gateway.php
テリボンはこの症例のように、
骨粗しょう症を伴う胸腰椎圧迫骨折による腰痛に対して、劇的に効くことがあります。