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高齢者の両足先の痺れにトリガーポイント注射が有効だった一例

2013.3.15 カテゴリー|トリガーポイント注射

83歳男性

 

4年前より両つま先にしびれがあり、内科医院よりロキソニン、メチコバール、ミオナール、オパルモンが投与されていました。症状がよくならないために、当院を受診しました。

 

初日、左足底から左短母趾屈筋に注射しました。

4日後再診、左足の痺れはとれたので、右足底から右短母趾屈筋に注射しました。

さらに3日後、また左足にしびれが出てきたので、左短母趾屈筋に注射しました。

さらに2日後、両足の痺れは取れたけど、左足背に痛みがあるというので、左足背から左背側骨間筋と左下腿前方から左長母趾伸筋に注射しました。

さらに2日後、痺れも、痛みもだいぶ良くなったというので、ダメ押しに、今まで打ったところ全部に注射をしました。

 

高齢者で両足にしびれがある患者さんはたくさんいます。そのうちの多くが、下腿から足にかけての筋肉に出来たトリガーポイントが原因だと思われます。トリガーポイント注射で良くなる可能性があります。

 

ただ、これらのトリガーポイントは慢性的なものになっているので、注射で一度よくなってもまた再発する可能性が高いです。

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