2013.4.19 カテゴリー|医療に関する迷信
以前に『「五十肩はほっとけば治る」は迷信』という記事を書きました。
https://nishibori-seikei.com/blog/2012/11/post-129.html
ほっといても自然に五十肩が治る人がいることも確かです。しかし、ほっといたことによって悪化してしまう人がいることも事実です。
先日来院した40代の女性も、痛くなってすぐに治療を開始すれば、数回の治療で治った可能性が高いのに、4ヶ月くらいほっといたために悪化し、肩の周りの筋肉がカチカチに固まった状態でした。
こうなってしまうと治療が大変です。しばらく、注射と可動域訓練で治療をしてみますが、もしそれで良くならなければ手術をして関節の動きをよくしなければいけないかもしれません。
医師でもないのに、不適当なアドバイスをして、患者さんの具合が悪くなったら、それはもう立派な傷害罪です。先ほどの患者さんにも冗談交じりに、
「間違ったよけいなアドバイスをした人を、傷害罪で訴えてください。」
といったら、
「大勢いすぎて、訴えられません。」
と答えられてしまいました・・・・・・・・・・・・・・・