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低温やけどは湿潤療法でも3か月かかる

2013.5.21 カテゴリー|湿潤療法

46歳の男性

 

湯たんぽで低温やけどになり、4日後に当院を受診しました。

 

左脛に長径3㎝の大きな水疱を認めたので、水泡を除去して、プラスモイストトップとガーゼで覆いました。

 

上の写真は、その次の日の写真です。

「パッと見浅く見えますが、低温やけどなので深いです。これから真皮が壊死して、それが溶けてから皮膚が再生されるので、3か月くらいかかるでしょう。」

と患者さんに説明しました。

 

1か月後の写真です。真ん中のクリーム色の部分が、壊死して溶けた真皮です。

8589b.jpg

壊死して溶けた真皮をピンセットでつまんで、除去しました。

8589c.jpg

後は、自宅で入浴後にプラスモイストの交換をしてもらい、2週間に1回のみ通院してもらいました。

 

3か月後、皮膚がきれいにできました。

8589d.jpg

 

 

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