2013.5.23 カテゴリー|湿潤療法
9歳の元気な女の子
滑って転んで、右脛を大きくすり剥きました。
お母さんが湿潤療法について知っていたので、ハイドロコロイドを貼って、翌日当院を受診しました。
右脛に20㎝×10㎝くらいの大きな擦り傷を認めました。
浸出液が多かったので、ハイドロコロイドではなく、ワセリンとプラスモイストを自宅で交換してもらうことにしました。
4日後に、再診した時はすっかり良くなっていました。
湿潤療法では、当たり前の経過です。
もう10年以上、湿潤療法を続けているので、ガーゼと消毒で治療するとどのくらいかかったか、いまいち覚えてません。
でも、4日じゃ治らなかったと思う。
ガーゼを剥がすたびに出血して、消毒するたびに痛みが出て、処置のたびに子供を泣かせていた。
今でも、同じような痛くて治らない治療をしている医療機関はいっぱいあります。
この子のお母さんのように患者さんのほうで勉強して、そういうところからは逃げ出さなければいけません。