2013.5.20 カテゴリー|ビオチン療法
28歳女性
昨年8月に両足底に皮疹が出現しました。某皮膚科で水虫と言われ外用薬を処方されていましたが、改善しませんでした。
今年1月、別の皮膚科を受診して、掌蹠膿疱症と診断され、ステロイドの外用薬を処方されましたが、改善しませんでした。
3月にネットで調べて当院を受診しました。
掌蹠膿疱症と診断し、禁煙を指示して、ビオチン療法を開始しました。
1か月後に再診した際には、足底の皮膚炎はあまり改善しておらず、痛みが強かったため、穴あきポリ袋療法を開始しました。
穴あきポリ袋療法
① 患部にマイザー軟膏(ステロイド)を薄く塗ってもらう
② その上に穴あきポリ袋をかぶせる
③ その上から靴下をはいてもらう。
1か月後、皮膚炎はきれいに良くなりました。
穴あきポリ袋療法は、基本的にはステロイド密封療法と同じです。
ステロイド密封療法では、ステロイドを塗った上から食品用のラップで覆います。
しかし、ラップには通気性がないため、足にかぶせると、蒸れて超臭くなってしまいます。
穴あきポリ袋なら、適度な通気性があるため、臭くならずに済みます。