2013.7.26 カテゴリー|トリガーポイント注射
50代男性
追突事故にあい、強い後頸部痛が出現し、そのまま某総合病院の救急外来に搬送されました。
そこで、レントゲンを撮り、骨には異常がなく、頸椎カラー固定と痛み止めの内服で様子をみるように言われました。
しかし、あまりに痛みが強いので、その日のうちに当院を受診しました。
下図の部位に強い圧痛を認めました。
本人はあまり乗り気ではありませんでしたが、説得してトリガーポイント注射を打ちました。
注射の後、強い痛みは消えて頸椎カラーが外せるようになりました。
しかし、数日後に再診した際に、再度注射を勧めましたが、拒否されました。
前にも書きましたが、交通事故の被害者でトリガーポイント注射を受けてくれる人は、ほとんどいません。
この方の様に、実際に注射の効果を実感した人でも、拒否します。
おそらく、被害者意識が邪魔をして注射のような侵襲的な治療を受容できなくしているのでしょう。
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