2013.9.26 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
私はアキレス腱断裂には手術が必要ないと考えています。
手術をしなくても6週間ほどギプスを巻けば、きれいにくっつきます。
13年前くらいから、アキレス腱断裂は全例、手術しない方法(保存療法)で治療していますが、再断裂した症例は今のところ1例もありません。
また一般的には手術が絶対に必要と考えられている陳旧性アキレス腱断裂もギプスだけで治した経験が2例あります。
手術をすれば、ギプスなどの外固定をする期間が多少短くなりますが、スポーツ復帰までの期間はほとんど変わりません。
また手術後は、足関節の動きが硬くなるためリハビリが必要ですが、保存療法ならリハビリはほとんど必要ありません。
保存療法なら入院の必要もなく、ギプスを巻いたままでできる仕事なら、その日から職場復帰できます。
なにより手術をすると、手術部に創感染をおこす危険性があります。
アキレス腱部は皮膚の血流が悪いため、創離解や創感染が起きやすいのです。
もし、自分がアキレス腱断裂を起こしても絶対手術しません。
自分でギプスを巻いて、そのまま仕事を続けるでしょう。
アキレス腱断裂
http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/achilles_tendon_rupture.html