2014.2.16 カテゴリー|加圧トレーニング
2月16日【日】に東京で開催された。一般社団法人日本加圧医療設立記念シンポジウムに、当院のKAATUインストラクターの河原井と一緒に参加してきました。
http://www.kaatsu.com/news/event/archive/140216.html
人間の筋力は30歳をピークに徐々に衰えていき、70歳を過ぎると急激に衰えます。筋力が低下により歩行や日常生活に支障が出るようになり、やがて寝たきりになります。予防には筋力を鍛えるしかありません。筋力を鍛えるには、かなり重いダンベルを持ち上げるなどのきついウエイトトレーニングをしなければいけませんが、高齢者は関節や腰が悪かったり、心臓病や糖尿病があったりしてそのようなきついウエイトトレーニングを行うことができません。そこで、加圧トレーニングの出番です。加圧トレーニングなら、軽い負荷の簡単な運動を短時間行うだけで、高齢者でも筋力を増強することができます。
シンポジウムでは、東京大学などの先生が、実際に高齢者に加圧トレーニングを実施して、通常のトレーニングより加圧トレーニングのほうが筋力がアップすることを証明していました。また、自分で座ることもできず寝たきりだった97歳のおばあちゃんが、加圧トレーニングをすることで自分で車いすに移動してトイレに行けるようになった症例なども紹介されていました。
今や加圧トレーニングはダイエットやトップアスリートの筋力強化に非常に有効なトレーニング方法であることは多くの人が知るところですが、高齢者の寝たきりの予防にも非常に有効であることはあまり知られていません。そのことをもっとアピールしなけらばいけないなと思います。
「70を過ぎたら急に階段の上り下りがつらくなった」とか「70を過ぎたら急にゴルフの飛距離が落ちた」と筋力の低下を感じている皆様!是非当院で加圧トレーニングを受けてください。一般のアスレチックジムとは違い、医師がいつでもいる診療所なので、足腰の痛みや糖尿病などの持病がある高齢者でも安心してトレーニングを受けることができます。