2014.3.05 カテゴリー|トリガーポイント注射
福島県中央部に在住の60代の男性
3か月ほど前から右臀部からふくらはぎにかけての強い痛みが出現しました。近所の整形外科でMRIを撮り、「軽いヘルニアがあるが手術するほどじゃない」と言われ、硬膜外ブロックや神経根ブロックを受けましたが、症状が改善しなかったため、ネットで調べ、MPSについて知り、車で3時間かけて当院を受診しました。
右臀部や右ふくらはぎに8か所のトリガーポイントを認めたため、トリガーポイントを認めたので、トリガーポイント注射を打ちました。その後週1~2回通院してもらいました。
1回目の注射で、痛みが10分の9に減りました。
2回目の注射で、痛みが10分の8に減りました。
3回目の注射で、痛みが10分の7に減りました。
「少しずつですが、確実に良くなっているので、根気よく治療をしましょう。」と声をかけたら、
「腹減ったとこに飯食ったみたくは治らねぇことは、わがってっから大丈夫だ」と答えられました。
福島県で診療していたころは、この「腹減ったとこに飯食ったみたくは治らない」という言い回しを、患者さんからよく聞きました。茨城県ではこういう言い方をする患者さんはあまりいません。福島県特有の言い回しなのかな?