2014.3.07 カテゴリー|トリガーポイント入門
さっそく各論に入ります。
今回は腰の真ん中の痛みについてです。
「腰の真ん中あたり(図のピンク色)が痛い。」と言っている患者さんのトリガーポイントは、ほとんどの場合大腰筋にあります。
大腰筋のトリガーポイントは腰椎棘突起からこぶしひとつ分くらい外側で、第12肋骨から2~3横指下の部分を横から押すような感じで親指で圧迫すると見つけることが出来ます。理由はわかりませんが右側のトリガーポイントは左側より1横指くらい下にあることが多いです。
慢性痛の場合は、ネオビタカインを1~2ml打ちます。ぎっくり腰などの急性の強い痛みの時は、即効性がある1%キシロカインも混ぜて5ml以上打ちます。
大腰筋の両方にトリガーポイントがあると上の図のように腰の真ん中に痛みを感じますが、片方だけにトリガーポイントがあると、トリガーポイントの周辺が痛くなるようです。不思議ですね。