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他院で治療を受けながら、トリガーポイント注射だけ当院で受けるとか、本当はやめてほしい

2014.3.20 カテゴリー|トリガーポイント注射

 腰痛や頸部痛などの慢性疼痛の患者さんで、他院で投薬などの治療を受けつつ、当院でトリガーポイント注射を打ちにくる患者さんがたまにいます。患者さん本人にはなかなか言えないのですが、こういうことされると治療が難しくなるので、本当はやめてほしいんですよね。

 なぜ治療がやりにくくなるかというと、ひとつには、突っ込んだ詳しい説明が出来ないからです。私の痛みの治療に対する考え方は、他の整形外科医と異なっているので突っ込んだ説明をすると、どうしても現在治療をうけている他院の先生の治療を否定することになり、患者さんと医師の信頼関係を壊してしまいます。それはまずいので、当たり障りのない説明になってしまい、患者さんの痛みの治療にたいする理解と私に対する信頼が得られにくくなり、治療が難しくなります。

 また、痛みに対する治療薬の使い方も、私独自の方法があります。ロキソニンなどの一般的な痛みどめだけでなく、リリカやトラマールなどの慢性疼痛に対する治療薬や、リボトリールなどの抗てんかん薬、リフレックスなどの抗うつ薬を、患者さんの症状や薬の効き具合に合わせて、組み合わせを変えたりして、使い分けています。他院ですでに薬を処方されているとそれが出来ません。その分治療が難しくなります。

 まあそれよりなにより、二股かけられているみたいで面白くないですよね。

 手術をしてもらったとか、ずっと世話になっているとか、大きい病院の偉い先生だからとか、二股をかける理由はいろいろあると思いますが、前医を見限って、すべての治療を私に任せてくれる患者さんの方が、断然うまく治せます。

 痛みの治療も夫婦と同じで、信頼関係を築けるかどうかが一番大切です。二股とか浮気とかはダメです。

 

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