2015.1.06 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
11歳のサッカー少年
学校で遊んでいて転んで床に右肩を強打して受傷しました。
受傷時のレントゲンです。矢印で刺した部分で上腕骨がぐにゃっと曲がっています。
痛みが強かったので、右上肢を「てつり」で固定しました。
1週間後には痛みがほとんどなくなったので、「てつり」を外し、自分の力で右腕をあげないように指導しました。(自動挙上禁止)
受傷後2週間でほとんど痛みがなくなり、レントゲン上も仮骨がみえたので、痛くない範囲で右腕を動かしていいと指導しました。(自動挙上許可)
受傷4週間後には、痛みは完全に良くなり、肩の動きの制限もなくなったので、転ばないように注意すればサッカーもしていいと許可して、治療を終了しました。
このように、こどもの骨折はバキッと折れずにぐにゃっと曲がります。こどもの場合4週間で治りますが、大人が同じ場所を骨折した場合、8週間以上かかります。