2015.1.09 カテゴリー|トリガーポイント注射
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150109-00000058-dal-spo
卓球女子のロンドン五輪団体銀メダリストの福原愛(ANA)が9日、腰椎椎間関節障害のため、来週開幕する全日本選手権を欠場すると発表した。全治は3週間で2月のワールドツアーからの復帰を目指す。
私は卓球の愛ちゃんの大ファンです。試合で負けると悔し泣きしていた小っちゃいころからずっと応援してきました。そんな愛ちゃんが、16年連続で出場していた全日本選手権を欠場するそうです。
愛ちゃんの病名は、腰椎椎間関節障害だそうです。腰椎にある小さな関節の炎症が痛みの原因ということだと思いますが、私はこの診断、誤診だと思います。このブログで何度か書いていますが、腰痛の95%は腰や臀部にある筋肉にできたトリガーポイントが原因です。愛ちゃんも疲れから腰の筋肉にトリガーポイントが出来てしまったのだと推測します。
愛ちゃんの主治医がどなたかは存じ上げませんが、おそらく「痛みの原因は骨や関節の構造的異常である」という古い間違った仮説を信じているお医者様なのでしょう。レントゲンやMRIをとったけど、たいした異常はなく、よく見ると椎間関節に少しだけ構造的な異常がみられるから、きっとこれが痛みの原因だろうと診断したんじゃないかなと思います。筋肉が原因の痛みがあるということを知らないので、こんなごじゃっぺな診断をしてしまうのです。
診断は間違っていますが、治療は間違っていません。愛ちゃんの腰痛は腰の筋肉の使い過ぎによるものでしょうから、安静にすればきっとよくなります。だから全日本選手権を欠場するという判断は間違っていないと思います。ただ、トリガーポイント注射をすれば、3週間もかからず1週間くらいで治ったかもしれませんけどね。