2015.3.23 カテゴリー|トリガーポイント注射
40代の神奈川県在住の男性
昨年の夏、車から降りたとたんに右ふくらはぎに激痛が走り、踵がつけなくなりました。右ふくらはぎの肉離れだろうと考え、整形外科を受診しましたが、腰から来る神経痛だと診断されました。その後、右ふくらはぎだけではなく、右臀部や太もも後面にも痛みが出るようになり、あちこちの病院にかかり、腰椎だけではなく、頚椎や胸椎のMRIを行いましたが、どこにも異常が見つかりませんでした。
そんなとき、加茂先生の著書「腰痛はトリガーポイント注射で治る」と出会い、自分は筋筋膜性疼痛症候群じゃないかと考えました。しかし、どこの病院に行っても、筋筋膜性疼痛症候群ではないと言われました。困り果てて、当院を受診しました。
下図のごとく、腰や右臀部、両ふくらはぎにトリガーポイントを認めました。
典型的な筋筋膜性疼痛症候群でした。
最初は、右ふくらはぎの筋肉の痙攣だったのでしょう。右ふくらはぎをかばっているうちに、右臀部や腰、左ふくらはぎにまでトリガーポイントができてしまったのだと思います。
何を根拠に筋筋膜性疼痛症候群じゃないと診断されたのか?さっぱりわかりません。