2016.7.20 カテゴリー|トリガーポイント注射
「まいにち、修造」より
僕は、性格は生まれ持ったものであり、変えることができないと思っている。
けれど、心は変えられると思っている。なぜなら、僕自身がそうだったから。
本当の僕は、ネガティブでとても弱い人間。
だから、言葉の力を借りて、後ろ向きになりそうな自分の心を必死に応援してきた。
言葉を前向きに変えていければ、心のあり方も必ず変えられるんだ。
さすが松岡修造さん
いいこというなぁ。
この言葉、痛みの治療にもそのまま使えます。
ネガティブな人、神経質な人はどうしても痛みを気にして悪いほうに考えてしまうため、痛みの悪循環に陥ってしまい痛みの治療がうまくいきません。
何度も書いていますが、トリガーポイント注射をして痛みがほんの少しだけよくなった時に、
「痛みが少し良くなった。このまま治療していけば治るだろう。ありがたい。」
と思える人は、そのあとどんどん良くなっていきますが、
「まだ痛みがかなり残っている。この治療は効いてないんじゃないか、もっと悪い病気なんじゃないか。」
とネガティブに考える人は、その不安が精神的なストレスになり、痛みの悪循環に陥ってしまい、なかなかうまく治せません。
松岡修造さんが言う通りネガティブな性格を変えることはできません。でも心は変えられます。
前にも書きましたが、診察室に入ったときに嘘でもいいから「おかげさまで少しずつよくなってきました」と言うようにすれば、心が前向きになって痛みの悪循環から抜け出すことができます。
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