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椎間板が狭くなっているのは老化現象で痛みと関係ないからね

2016.12.12 カテゴリー|トリガーポイント注射

 先日受診した40代の男性

 これまでも何度もぎっくり腰をしていて、整形外科を受診してレントゲンを撮り、「腰の骨の一番下の骨と骨の間の椎間板が狭くなっている」と説明され、それが痛みの原因だと診断されました。

 先日、またぎっくり腰になり、当院を受診しました。その際に、上記の話を聞いて、以下のように説明しました。

 「40過ぎればほとんどの人で椎間板一つや二つは狭くなっています。これは老化現象であって、痛みとは関係ありません。腰痛の原因が椎間板が狭くなっているせいだという説明は、頭痛の原因が頭の白髪のせいだと言っていることと同じで、全くナンセンスな説明です。」

 「ぎっくり腰の原因は、椎間板や骨は関係なく、腰やおしりの筋肉の痙攣です。痙攣している筋肉に注射をすれば早く治ります。」

 

 腰と殿部に4カ所トリガーポイント注射をして、マックスベルトをきちんと巻いたら、「だいぶ楽になった。」ようです。

 

 椎間板が狭くなっていることが腰痛の原因なら、そこを外科的に治さなければ痛みが取れないはずです。しかし、ほとんどの腰痛は投薬や注射などの保存的治療や、場合によってはほっといても自然と治ります。

 また、椎間板が狭くなっていることが腰痛の原因なら、40歳を過ぎた人のほとんど全員が、常に腰痛に悩んでいなければいけませんが、そんなことはありません。

 

 椎間板が狭くなっているには老化現象で痛みと関係ないからね。

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