2017.1.12 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
10歳の女児
大縄飛びをしていてひねって受傷しました。
レントゲン上、右第5中足骨遠位骨幹部に骨折を認めました。
プライトンで外固定しました。
3週間後、仮骨が出来たのでプライトンを外しました。
プライトンは65度以上に温めると柔らかくなり、冷めると硬くなる特殊なプラスチックで出来ています。
網目状に穴が開いているので通気性に優れていて、肌に直接巻いても湿疹などになりにくいため、その他のプラスチックギプスやプラスチックシーネに比べて、外固定を小さくすることが出来ます。
この患者さんの場合も、プライトンの上から靴下も靴も履くことが出来ました。
手や足、指などの骨折の固定に非常に便利です。
強度がやや弱いので、肘や膝などの力がかかる関節の固定にはむいていません。