鎖骨骨折の治療について相談を受けました
2018.1.16 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
1月11日に当院の問い合わせフォームに宮崎県在住の方から鎖骨骨折に対する質問をいただきました。
はじめまして、○○と申します、35歳男です
鎖骨骨折に関して。先生の意見を伺いたく連絡させていただきました。
意見を伺いたいのは、手術の是非についてです。
以下に経過を記載致します。
12/31に自転車事故にて、救急外来を受診して鎖骨骨折と診断を受けました
その後、正月休みで整形の先生が不在だったのと、予約が取れなかったことで、整形の先生に診てもらったのは1/11だったのですが、いきなり手術を勧められました。
骨の整復もなく、クラビクルバンドの締め方についても指導がない状態だったので、納得が出来ませんでした。
ただ、偽関節になる可能性の低さなど、手術を勧める理由も分かります。
出来れば、レントゲン写真を送らせて頂き、意見を頂けないでしょうか。
よろしくお願い致します。
お問い合わせありがとうございます。
画像を送っていただければ、多少のアドバイスを送ることはできます。
しかし、治療はできないので、もし可能なら近くにあるベテランの先生がやっている開業の整形外科クリニックを受診することをお勧めします。
若い勤務医は手術以外の治療法を知らないことが多く、ベテランの開業医は手術以外の方法に精通しているからです。
にしぼり整形外科 西堀靖広
西堀先生
早速の返信ありがとうございます。
画像を送らせて頂きます。
西堀先生のアドバイス通り、開業しているベテランの先生を探してみます。
ご多忙中にすみません、よろしくお願いします。
画像を見ました。
鎖骨ベルトをきちんと巻けばくっつく可能性が高いです。
ベテランの先生を捜してください。
にしぼり整形外科 西堀靖広
鎖骨バンドのきちんとした付け方も知らないで手術ばっかり勧める整形外科医が多くて困るよ。
私は整形外科医になって最初の研修先だった保原中央病院の佐藤伸一先生に、鎖骨骨折の保存療法のやり方をみっちり教えてもらったので自信があります。
しかし、ほとんどの整形外科医は手術重視で保存療法は誰でもできると馬鹿にして勉強しないので、結果的に保存療法が下手くそになります。
佐藤伸一先生には、鎖骨骨折だけじゃなく様々な骨折の保存療法のやり方を教わったので、ギプスやシーネの巻き方にも自信があります。
街で下手くそなギプスを巻かれている人を見かけると、患者さんが気の毒でイラッとします。
「当院にくればいいのに」と思うけど、声かけたりしませんよ。
不審者と思われて通報されたら困るので・・・
現在、佐藤伸一先生が開業しているクリニック