2018.1.23 カテゴリー|湿潤療法
痛風などで10年くらい当院に通院している60代の男性
先月、湯たんぽで低温やけどになり、当院を受診しました。
低温やけどなので3ヶ月から半年くらいかかること、後から皮膚が壊死して悪化したように見えること、壊死した皮膚の下にばい菌が入って化膿したら壊死した皮膚を切開しなければいけないことなどを説明し、穴あきポリ袋を使用して自宅で処置する方法を教えました。
腫れて痛くなったら飲むようにと抗生剤も処方しました。
5日後に痛みが強くなったと受診しました。壊死組織を切開して、抗生剤を飲んでもらいました。
翌日再診してもらいました。壊死組織は白く溶けてきていて、痛みも改善してきたので、同じ処置を続けてもらい3日後に受診するように説明しました。
しかし、来院しませんでした。
そして1ヶ月後、痛風の薬をもらいに来ました。
ヤケドのほうはどうなっているかと聞いたら
「ここ(にしぼり整形外科)は専門じゃないから、専門の○○皮膚科に通っている。」
って、言われちゃった。
あきれて「あっそうすか。」しか答えられませんでした。
何かガーゼに白い軟膏がついていて包帯でぐるぐるまきにされていたけど、もうどうでもいいや。
私、ヤケドの治療にはかなり自信があるんですけどね。夏井先生に太鼓判をいただいているし・・・
トリガーポイント注射にも自信があるけど、痛みは目に見えないから、治ったかどうか患者さん本人しかわからないでしょ。
でも、ヤケドは目に見えるから、うまく治せているなぁという実感があるんですよね。
10年も通っている患者さんに専門じゃないとか言われるとがっかりしちゃうよ。
ブログだけじゃなく、当院のパンフレットや、月1回発行している「にしぼり整形外科新聞」にも湿潤療法について書いているんだけどな。
なんだか切ないよ。
関連ブログ 夏井先生から太鼓判をもらいました