2018.7.23 カテゴリー|トリガーポイント注射
私自身の話です。
去年の9月頃から右肘の内側がすごく痛くなりました。
ゴルフのやり過ぎによる上腕骨内上顆炎(ゴルフ肘)と診断しました。
ゴルフ肘は内上顆へのケナコルト局注でたいていすぐに治るので、注射しました。
でもあまり良くなりませんでした。
そこで毎日トリガーポイント注射を打ちました。
でもあまり良くなりませんでした。
ゴルフをやめれば良くなることはわかっていましたが、それは死んでも嫌でした。
そこで、自分の痛みについてよく観察してみました。
ゴルフ中はそんなに痛くないのに、ゴルフの後でお風呂に入っておしりを洗おうとすると激痛が走ります。
内上顆を少し触っただけで、激痛が走ります。
ジッとしていても痛みを感じるときもありました。
これは慢性痛になってしまっていると診断しました。
そこで、サインバルタを1カプセル飲むことにしました。
1日目は少し眠気が出ましたが、それ以外の副作用はなかったので2週間かけて3カプセルまで増やしました。
飲み始めてすぐに痛みは軽快しました。
1ヶ月後くらいにはほとんど痛みを感じなくなりました。
今もゴルフをやり過ぎると少し痛みが出るのでサインバルタを飲んでいます。
慢性痛化したゴルフ肘にもサインバルタは効きますよ。
2018.7.19 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
20年くらい前
私がまだ勤務医だった頃に、ホストクラブでホストと腕相撲をして、右上腕骨を骨折して入院した女の子がいました。
力比べで腕相撲をする人は多いと思いますが、腕相撲は意外と危険なスポーツです。
腕相撲をしていて、上腕骨(二の腕の骨)を骨折する人がたくさんいます。
特に、飲み会で酔っ払った勢いで腕相撲をして骨折する人がけっこういます。
素人が腕相撲をすると、腕の力だけで相手の腕を倒そうとするので、上腕骨をねじる力が強くかかります。そのねじる力に耐えられなくなり上腕骨が真ん中あたりで螺旋状に骨折します。
私も学生時代に上腕骨を骨折しているので(腕相撲じゃなく疲労骨折ですが)その痛さをよく知っています。
「知っていることは何でも話すから、もう許してくれ」って思うくらい痛いです。
アームレスリングの選手たちは、そもそも分厚い筋肉で骨を守っていますし、フォームが全然違います。
肘を深く曲げて、脇の下を締めて上腕を胸の前にあて、体全体で相手の腕を押します。
正しいフォームでやれば上腕骨にねじれる力はかかりません。
それに、腕だけでやるより何倍も力が入ります。
腕相撲をやるときは正しいフォームを身につけてから、ちゃんとアームレスリング台の上でやりましょう。
けっして、飲んだ勢いでやらないでください。
それにしても、お客さんの腕を折っちゃうとか、どんだけ間抜けなホストだよと思うでしょ。
そしたら、その女の子が入院中に診せてくれた彼氏の写真が、そのホストだったときは、まじでびびった。
「それ絶対だまされてるよ。」って言ったけど、全然聞く耳持たなかったな。
骨折はうまく治せたけど、私生活には口出せないからね。元気にしているといいけど。
2018.7.03 カテゴリー|その他
大人なのにドッジボールをして指を骨折してくる人がたくさんいます。
ドッジボールは相手にボールをぶつけるという非常に野蛮な球技です。
小学生ぐらいならまだいいんです。体も小さく腕力もないので、そんなに強いボールを投げられないから、当たってもそんなに痛くないし、あまり怪我もしません。
でも大人はダメです。大人が本気で投げた強いボールをキャッチしようとしたら、指の骨が折れるに決まってます。
そういう意味で、中学生や高校生もドッジボールをやらないほうがいいです。体育やクラスマッチでドッジボールをして怪我をして、部活に支障が出たら馬鹿みたいでしょ。
そもそも、私はドッジボールが嫌いです。
今まで何度もブログに書いてきましたが、私は運動神経がものすごく鈍いです。特に反射神経が鈍いので、ドッジボールをやると完全に標的です。ボウリングのピン状態です。
そんな私に、いつも仲良く遊んでいる友達が、思いっきりボールをぶつけて喜んでます。人間不信になります。
運動神経が鈍いものにとってドッジボールはスポーツじゃなくてイジメです。
キャッチに失敗すると、手術が必要になるようなひどい骨折をすることも稀ではありません。
こんな危険でイジメにつながるようなスポーツを学校の授業でわざわざ教える意味がわかりません。
体育の先生は、運動が得意だから体育の先生になるわけで、小学校の頃はぶつける側だったから、ぶつけられる側の気持ちはわからないんだろうね。
どっちにしろ、大人のドッジボールは危険です。やめたほうがいいです。